第四章 不思議な箱庭

その世界は

 無というものは存在しているのだろうか?


 とふと考えてみる。


 おかしな話だ。存在していないから無なのではないのか?


 では、虚無というのは何か?


 ただ空虚であることを言うのだろうか。



 少女は ' 虚無 ' と呼ばれる世界で生まれた。


 その少女の名前は......

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