真実を求める巫女と、過去と向き合う神達の物語
稲月神社の巫女をしている稲月 楓は、ある日の夜、養父の大星と共にいつもの神社の点検に行くと、神社に大事に保管されているおねずみ様の石像から声が聞こえてきた。楓がおそるおそる触れてみると、光だし...光が収まると、そこには、子の神様であるハクヤが佇んでいた。ハクヤ曰く、楓は、十六夜族の最後の巫女。そして楓は、千年前に封印されていたあやかし達を退治して欲しいと言われ...。
子、酉、寅、卯の神様と暮らす楓の日常とあやかし退治の物語。
<キャラクター紹介>
稲月 楓(いなづき かえで)
稲月神社の巫女で稲月 大星の養子。しっかり者で、家事が得意。
稲月 大星(いなづき たいせい)
稲月神社の宮司で、稲月 楓の養父。おっちょこちょいで、頼りない。楓に対して過保護な一面も......。
ハクヤ
子の神様で、炎の力を持つ。冷たい印象が強く、人を突き放す発言が多い。そんな彼だが、本当は仲間思いの優しい心の持ち主である。
フウゲツ
酉の神で風の力を持つ。まだ幼さが残る故か、思った事はズバッと言う。甘いものが尋常じゃないくらい好き。
アズマ
寅の神で雷の力を持つ。少々荒っぽい性格だが、世話焼きで掃除が得意。
シュウセツ
卯の神で氷の力を持つ。穏やかな性格で、誰からも好かれやすい。ひと(特にアズマ)をよく揶揄う。裁縫が得意。
※キャラクター紹介は本編に登場してから、徐々に更新します。
※小説の目線を楓目線に変更いたしました。
題名を変更いたしました。
旧題名:あの月明かりの下で私は神と契りを交わす