ウチナーグチ(沖縄語)と中国語
ウチナーグチ(琉球語)自体は日本語と同じ語族の言語であるが、琉球王朝は清朝と貿易していたこともあり中国文化の影響もそこかしこに見られる。以下、ウチナーグチの中の中国語由来の単語を紹介する。
●チュファーラ(お腹いっぱい)
日本語とは似ても懐かない不思議な響きの言葉だが、これ、実は中国語の吃饭了 chi1fan4le0からきているらしい。意味が変わってしまったようだ。
●ちんすこう(金楚糕)
沖縄土産の定番といえば豚の脂を使って焼いたクッキーのような焼き菓子「ちんすこう」だが、漢字で書くと金楚糕になる。普通話ではJin1chu3gaoと読むので、おそらくその発音が訛ったのだろう。
●さんぴん茶(香片茶)
ジャスミン茶のさんぴん茶も沖縄名産品の一つだが、これもまたXiang1pian4cha2という発音が訛ったものらしい。
●ターリー(祖父)
ウチナーグチの家族の言い方はウートゥ(夫)やチョーデー(兄弟)日本語と同じものが多いが、祖父のことはターリーという。これは大人da4ren0 の発音が訛り、意味も変わったものらしい。
●シーミー(清明節)
沖縄では毎年四月四日前後にシーミーと呼ばれる伝統行事があり、親族で御墓参り(お墓の前でみんなでご飯を食べる!)するのだが、これは中国の清明节(清明節)を起源を同じくする。中国では祝日だが、日本で清明節を祝うのは沖縄だけである。
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