第36話 昴、ツアー参加!そして、武道館へ。

スタジオに入るとそこには涼介が居た。

テレビ出演の事を簡単に謝る昴。

涼介は怒ってはいなく、次の仕事の

話しをし始めた。


「武道館?」

「そう。このアルバムに合わせてツアー

をするんだ。その始めが武道館なんだ」

「そうっすか」

「それで、キミにそのツアーに参加

してもらいたいんだけど」

「ツアーって何するんだ?」

「全国を回るんだよ。まぁ全都道府県を

行くのは難しいから、今回は20県を

回るんだ。それにキミを連れて行きたい」

「俺に出来るのか?学校もあるのに」

「そこはこちらが学校に伝えるからなんとかなると思うよ。キミがデビューする前に

慣れてもらいたいんだ。どうかな?」

「・・・稼げるか?」

「もちろん。ライブは何回かやって初めて

儲かるんだけど、20県も回ればかなり

上がるよ。同じ会場て三日やったり

するしね」

「それは面倒だが、バイトもいつも同じ

だからな。わかった参加しよう」

「ありがとう。詳しい事は安部ちゃんから

聞いてね」


昴は涼介のツアーに参加する事した。


翌日、昴は学校で、仕事の事を担任に

話した。ファミレスの方は伝えて

いたが、音楽の方は伝えていなかった。


普通なら怒られたりするが、今はめぐみが

いるおかげで、芸能活動は許可されて

いる。昴も真剣に話した。前までの昴なら

教師達なら良くは思わなかっただろうが

最近の昴の行動や今の話しを聞いて

教師達は昴の仕事を許可した。

その変わり、授業を出ない変わりに

宿題を休学する分だけ出す事にした。


それから教室でクラスの皆にも話したら

おお盛り上がりし、何故か胴上げされ

代表で勇也に突っ込みと言う名の攻撃を

した。


その後、ファミレスの方にも店長に話し

許可をもらった。

あとは侑子に言って部屋を見てもらう

ようにしてもらうだけだ。


「そっかツアーするのか」

「ああ。なんでこの部屋の事を頼む」

「いいわよ。あなたは気にせずに仕事を

しなさい。それと、せっかくのライブ

なんだから楽しんで来なさい。嫌々仕事を

しても面白くないからね」

「わかった。努力する」


昴はそれから会社で打ち合わせをしたり

スタジオでリハしたりと準備をした。


そのライブで昴からめぐみをゲストに

出てもらう事を自分から提案した。

それには安部達も驚いていたが、昴は

たんに後でめぐみにだだられるのも

嫌なので、そうする事にした。


めぐみにそれを伝えると喜んで承諾した。

そして、昴はそれ以外にもライブで

する事を提案した。昴が前向きに参加し

ている事に安部や涼介達は喜んでいた。


そうしてツアーの始まりは2月1日からに

決まり、昴はそこから有名になって

行く事に今は気づいていなかった。


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