リバイアサン

作者 菊地徳三郎

206

71人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

旧約聖書ヨブ記第41章に記されているリヴァイアサン。
この謎を原点として、穢れたどうしようもない世界に生きるひとりの少年リュウを描いていく作品です。

かなり衝撃的なシーンや表現もありますが、もともと聖書自体が大変厳しい表現をしているので、決してこの作品が過激すぎるわけではないです。
むしろ、人を傷つけ惨殺していく者たちが溢れる世界だからこそ、時々差し込む光を眩しく感じることができる。
そういったコントラストの鮮やかさが際立つ物語です。

マリア、ユダ、ルカ、そしてカイン……聖書の知識が少しでもあるならばより楽しめます。
が、なくても荒廃した世界を舞台としたファンタジーとして十分楽しめます。

まだ連載中ですが、この先の物語も楽しみにしております!^-^

★★★ Excellent!!!

重厚に磨かれた文章が、読者を引きつけます。
たとえ、そこに闇よりも昏い悪魔的な惨状があろうと。
主人公の行く先には誰の助けもない。だが主人公の征く跡に幾ばくかの燐光が残る。
きれい事など微塵もない人間の闇底を泳ぐ、怪魚リバイアサン。
その鱗は黒く美しくも、残酷に人を傷つけていくのでしょうか。
今後の展開が気になります。

★★★ Excellent!!!

骨太のダーク・ファンタジーと言ったカンジですね。
ダーク・ヒーローものは大好きなので
こちらも腰を据えて読まさせて戴きます。
兎に角主人公のキャラが立っているコトと、
彼のセリフだけで作品が成立してしまうくらい
引き込まれるので、ストーリーにカタルシスがありますね。
文体もきっちり「書き溜め」をし、何度も「推敲」をして
磨き(ブラッシュ・アップ)を掛けているのが解るので
ぎっちり埋まった行間が非常に読み易く、
尚且つ完成度が高いです。
どれとは言いませんがただ「毎日更新だけを目的」にして、
書き溜めも推敲もロクにせずにうへぁ~…('A`)
となる作品も多いので久しぶりのヒットという感じですね。
応援しています、頑張ってください!


★★★ Excellent!!!

聖書を基点にした世界観で、残酷で醜悪な現実が描かれています。
でも、そんな世界の中でも誇り高く生きる人がいる。読者としても、そんな生き方を真似できるのかと問われたら、答えに詰まるほど彼らが素晴らしい人間に見えます。

主人公リュウは、この世界がどのように見えているのか、どう生きていくのか。
神の名の元に動く人々と世界の中で、どんなあゆみを見せるのか。
目を逸らしている暇などありません。

厚みのある文章で描かれる物語の行き着く先がどんなものか、是非見届けてほしいです。

★★ Very Good!!

スゴい作品です!!

旧約聖書を一読してからだと、より一層物語に深みを与えると思います。

手紙形式だったり、独特の予言めいた言い回しであったり、堅苦しいかと思いきや、するすると読めます!!

正直、一神教の神を信じる感覚は、まったく理解できないのですが、この物語がおもしろい事は理解出来ます。

人間の残虐性や、生々しい欲望の発露はいっそ、清々しいほど。

結末が、楽しみです!

★★★ Excellent!!!

 硬質で上質なダークファンタジー小説。妥協のないシリアスさです。情け容赦ない展開や設定に重苦しい気持ちになることもあるのですが、どんどん引きこまれていってしまう。この重厚さは、本当に芸術的です。そして、重いだけでなくキャラひとりひとりの人生というものについても、しっかりと描かれていて深い。筆力が本当に素晴らしいと思います。

★★★ Excellent!!!

現在、公開されている部分まで読んで。
硬派の異世界ファンタジー。
流行りの軟派なものではなく、お笑い部分はまったくと言っていいほどない。
ただ、余りにも登場人物全員が「真面目」で「真剣」。
一人くらい「ほっこりする」や「肩の力が抜ける」キャラがいれば、より一層主人公の性格が強調されるのではないでしょうか?
また「クセ」の強いキャラもいれば良いのではないでしょうか

恐らく、作者さんは「真面目で真剣」な方なのでしょう。
素晴らしく書き込まれた作品。
今後の更新も楽しみです。

★★★ Excellent!!!

この『物語』に出逢ってしまったとき、私がまず思ったのは『カクヨム』って凄い!という、ちょっとピントがずれた驚きでした。いや、でもまさか、こんなにも凄い『物語』に出逢えるとは思ってもいなかったので。
古典的なスタイルをそのまま引き継いでいるというくらいに、正統的な物語展開。舞台設定や人物像も、古えから続いてきたような伝統的なものを感じます。
でも、決して使い古されたような陳腐さはありません。むしろ、脈々と続いてきた『物語』の持つ力に、びしびしと圧倒されてしまいます。
もう、とにかく夢中になって読んでしまいます。魅惑的な世界観。魅力的な人物像。壮大なテーマ。
これぞ本物の『物語』。
もう、ワクワクが止まりません。
(また夜更かししてしまいました・・)

★★★ Excellent!!!

激しい性格の主人公が、とても魅力的に描かれています!!悪者には容赦がなく、弱者や女性には、主人公なりの配慮を見せていることが分かり、とても好感が持て、スッキリします!!!


悪徳を餌とするリバイアサン。主人公とどのように関係していくのか!?ページを進めたいと思っています!

北斗の拳やベルセルクなどが好き人は、おすすめです!!

★★★ Excellent!!!

狂った世界。
穢れた世界。
壊れた世界。

その中で、リュウはすっくと立っている。
誰の力も頼らず、己の剣だけで、生きる道を切り開いて。

目を背けたくなる世界。
でも、リュウの叫びで気付く。
本当に目を背けたいものは、自分の内に在る。

リュウは一人、生きる。
血を浴びながら剣を振るい、自らも血を流して、傷を曝して、果てしなく。

一人で…。

知らず祈っている自分に、気付く。

何を祈るというのか。誰も恃まない、リュウに。

誰に祈るというのか。
無実の罪で人が死に、幼子は虐げられ、女は売られ、病者は見棄てられていく、この世界で。

それでも、誰かの眼差しを、感じるというのか。

神とは…?


リバイアサン。
リュウは、どこへ向かうのだろう。
この物語は、私達をどこへ、連れていこうというのか。

行末を見届けたい。最後まで。

★★★ Excellent!!!

文字ぎっしりです。でも、そこにはmessageの魂が散りばめられており。恰も導かれるように、気が付けば最新話まで読み続けることができました。
この熱量は、なんなのだろうと考えつつも、容赦のないすっぱりした文体、聖書をベースとした揺るぎない残酷さとしたたかさ、時折顔を出す、ちょっとした人の息遣いや、神への様々な考え方。

神はいるのか。しかし、神の士師なる存在が、神はいるのだと訴えて来ます。
リバイアサンという謎の言葉、片鱗があるのかと最新話まで読みましたが、もうこれはレビューで良いと判断しました。

重厚です。
残酷です。
しかし、それはちゃんと「人間」に基づいた揺るがない本質とも言えるでしょう。

不思議な話ですが、このお話を読んで、ちょっと人って愛おしいな、とも思いました。聖書という格調高き世界観に忠実に、真っ向から挑んだ本作。

純文学ではありますが、ダークファンタジー好きにはたまらない魅力があります。
時にこういった、底の見えないファンタジーも悪くないかも知れません。
そこには、神を信じ、信じない、神だけを信じる、神を追い求める生きた人間たちが描かれています。一度、お立ち寄りください。

リバイアサン……気になる言葉ですね。

★★★ Excellent!!!

世の中は不条理で満ちている。
金のあるもの、権力のあるものは横暴で、それらが無いものを簡単に虐げることが出来る。
しかも、法律まで彼らの味方だ。
いくら、神に祈ったところで、そういった不公平が是正される事はない。

主人公のリュウは、身寄りはないが圧倒的な剣技でその才能を認められる。
が、やはり、こうした権力構造に勝つ事はできない。

彼には強い猜疑心、復讐心が滾っていた。

そんな彼を救い出し、導いてくれる出会いがあり、リュウはいろんなものを吸収し、成長していく。

世の中に「悪」と断定出来るものは少ないだろう。階級ごとに正義は異なり、それぞれの秩序がある。

リュウの戦いはどこに向かうのだろう。

そして、何より神は何をお嘆きになって、リブァイアサンを放ったのか。

壮大なファンタジーです。


★★★ Excellent!!!

若干グロテスクで、主人公が乱暴者ですが、その非道感が抜きん出ていて、ダークファンタジーとしての重厚感を醸し出していると思いました。

『ベルセルク』とか、好きな方には合うんじゃないかと。

個人的には、まだ現時点で人物紹介の段階であり、そんなにストーリーは進んでいないと感じるので、実はストーリーの点では評価しづらいのですが、ただ、ダークファンタジーとしての表現が卓越していて、これはこれで、あまりない作品なのかなと思います。