海が太陽のきらり

作者 奈月沙耶

70

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★★★ Excellent!!!

 少年と少女が夏の海で出会い――という同じプロットから執筆する企画の参加作なんですがね。うん。なんか、もう、プロットとか企画とか、そんなんどうでもよくなりました。素晴らしいのひとことです。

 もし『企画物』だということで読むのをためらっている方がいたら、そのためらいは無用です。今すぐぽいっとしてください。

 これを読まないなんてもったいない。ここにあるのは、悲しい宿命を背負った少年と強く美しい少女の物語。特に、歴史物や和風ファンタジー好きは必見です。ぜひ!

★★★ Excellent!!!

上の言葉に強く惹かれてしまう者は少なくなかろう。
こうして筆をとっている本人もその一人である。
この作者様の他の歴史物を拝読した折にも、その見事さに息を飲み、たちまち物語世界の虜にされた記憶が蘇る。さればこそ、企画でこの領域へ! これは期待しかない。読了惜しいと思いつつ読み進めること最終話。

しかして期待は裏切られることなし。
蓋し、先を望む声の上がること必至。

企画作品ということは忘れても良い。いや、そう頭において読んだとて、畢竟、物語を開いたらそのようなことは忘却されよう。

そのようなわけで、時間を超え、いにしへの世界へ舞い降りて、あなたも海斗の身になって、この上なく美しく強い陽子に会いましょう!

★★★ Excellent!!!

最初に述べておきます。
この作品を『海が太陽のきらり』だと思ってはいけません。
海斗と陽子の、青い春のラブリーでキュートでゆるふわイチャラブな話を望んで訪れた方へ警告です。
今すぐブラウザバックしなさい! お呼びではありません!
この作品はそんな甘っちょろい考えで読んでは駄目です。
と言うか、読んでは駄目です。
きっと、心が折れます。私は折れました。
この物語は『海が太陽のきらり』ではありません。『海が太陽のきらり』である必要性すら感じません。
何故、あのプロットからこの話が生まれるのか?
作者様の意図するものがビシバシ伝わってきます。反骨精神バリバリです。
「どう? 貴方にこんな物語が書けるかしら?」と。
そんな作者様に声を大にして言いたい。


書ける訳がねぇ~~~!!!!

★★★ Excellent!!!

同じプロットを使った企画参加の作品なのですが……

え、もう、企画とかどうでもよくね? ヤバくなーい。

と、なります。でも、そこはしっかりプロットの流れに沿ってるんですよね、さすがです。和風ファンタジーの世界感で活躍する海斗と陽子。じっくりと読ませます。悲しい宿命を背負う少年が出会ったのは不思議な少女・陽子。陽子の正体はいったい……、神秘的な物語に仕上がっている『海が太陽のきらり』。読まないなんてもったいない! おすすめです。

★★★ Excellent!!!

 本作を読み終えて、一作目を拝読に参りました。にやにやによによが止まりません♪

『竜王の杜』、『天井の一部が崩れた天然の洞窟』、『竜宮窟』、『竜の抜け道』。
 そして、陽子ちゃんのセリフ。
「人がいるからあたしがいる」

 実は、私は陽子ちゃんと海斗君がキスした後に、異世界転移する物語を考えたのですが、『異世界転生(転移)モノ』は誰かが書くだろうからと、やめた経緯がありまして、やめといて良かったぁ☆

 和風ファンタジーの物語は、ほとんど読んだことがありません。
 ですが、この物語は存分に楽しめました。
 スリリングでドキドキしてて、海斗君がラスボスと対峙したシーンなんて、もう!

 前作のレビューで私が問いかけた、
「陽子ちゃんって何者なの?」
の答えが、最後に示されます。

 本作を読み終えた後でもう一度、一作目を読み返すと、また違った視点でお楽しみ頂けます。

 奈月先生は、ご自身で『アイデアが浮かばない』などと謙遜されていますが、何をおっしゃるウナギさん!(ウナギは出てきませんがナマズは出て参ります)
 この企画に和風ファンタジーを持ってくる素晴らしさ。一作目との繋がりの巧みさ。一作目の冒頭で『表現が重い』と感じた方も、本作を読んだ後で読み返したら、『おみそれしました』と言うに違いありません。お見事です。天晴です🌅

 今日からは、奈月先生のことを、『カクヨム界の竜王』とお呼びさせて頂きますね🐉
 それでは、奈月沙耶竜王、お疲れさまでした✴

★★★ Excellent!!!

自主企画「筆致は物語を超えるか【海が太陽のきらり】」参加作品です。

同じプロットで何人もの方が書かれているのですが、その中でも本作は異色と言っていいかもしれません。まずジャンルが、歴史・時代・奇伝の和風ファンタジー。同企画の作品を読みなれた人ほど、それに驚くだろうと思います。
しかもその和風ファンタジー要素が、単なる目立つための要因と言う訳でなく、世界観の構築、そして主人公である海斗の考え方の根底を作る重要な要素となっていました。

そして海斗と並ぶ本作のメインキャラクター陽子。彼は海斗とは全く違う考えの持ち主なのですが、だからこそその違いが魅力的に映り、そんな彼女と関わることで海斗が変わっていくのを見守っていきたいと思えました。

異色であり、綿密に計算されていて、そして一つ一つの描写が実に美しいお話でした。

★★★ Excellent!!!

複数の人が同じプロットで物語を書くゆあんさんの自主企画、『筆致は物語を超えるか【海が太陽のきらり】』用に書かれた物語なのですが……まさかこのプロットで、時代小説でくるとは思いませんでした。

驚きました。そしてとてもいい!
生贄になる運命を背負った少年と、彼の前に現れた少し変わった少女を描いたお話です。

★★★ Excellent!!!

同じあらすじから小説を作る自主企画の参加作品です。

プロットが同じなので当然同じ登場人物が出てくるのですが・・・・・・、ここに出てくる陽子は過去最強。いやー、これはやられましたねー。

和風歴史ファンタジーの世界での海斗と陽子の邂逅とそのふれあい、そして最後の結末まで、実はとても綿密に計算された特級のエンタメ作品になっています。

いやー、これはやられました。

何作か他の方の参加作品を読まれてから読むことをおススメします。
この作品の凄みがお分かりいただけると思います。