第5話 なるの考え

湊は、雫石に会えるのなら芸能界に入っても良いと言った。


私、加賀見 なるは、自分の部屋のベッドに転がりながら、どうやったら住岡 湊という怪物に、私と一緒に活動するという事をどう、了承させるか…と、考えていた。


私の部屋は、かなりサッパリとしている。机とイス。パソコンと液タブにアコースティックギター。タンス兼本棚にベッド。どれも

黒で統一されていて、母には女の子の部屋じゃないと、ため息混じりによく言われる。

作曲家として活動するために必要なものはすべてスタジオに置いているため、ここは連絡を取る為のパソコンと、ストレス発散用の液タブがあれば、それで充分なのだ。


まぁ、そんな事は置いといて…


湊をどうやって誘おうか…。雫石だとバラして一緒に活動するのを頼むか、バラさずに諦めるか…。

あーーーー

ダメだ…。頭で整理しきれない。。。

私は机に向かった。白い紙が無かったので、五線譜を1枚とって、書き出した。



住岡 湊

〇無茶苦茶歌が上手い。

➝一緒に活動したい。


雫石だとバラした時に出るリスク

〇情報流出のおそれ



あれ、私が怖がってたのってこれだけか…でも、流出したら周りに迷惑かけるかな…。


いや、これだけなら…

「湊、誘おう…」

そういいながら、自分で私って単純だな…とおもった。

よし、決まったなら新曲投稿でも、しとくか。


この日、投稿した曲は1日だけで約100万回再生された。


そんな事になるとは知らずに、なるは眠りについた。


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