第2話 彼女の秘密

沢山の音が私の中には詰まっている。息が出来なくなるほどに。だけど、私は呼吸の仕方を覚えた。私の中に溜まっていく音達を繋ぎ合わせて、形にして吐き出す。それが私の出した答えで、私なりの呼吸の仕方だった。


小さい頃から常にそばに音楽があった。クラシックやポップス、洋楽にジャズにロック等音楽と共にこの17年間を生きてきた。

ピアノはもちろんギターやドラム、バイオリンにフルート等あらゆる楽器を習ってきた。私の家はいわゆる音楽一家だ、母はピアニストで父はドラマー。そんな家に生まれた私も音楽に携わってきた。


小さい頃から様々な事を両親に教えられ、こなしてきた。

小学生の頃からネット上に自分の音楽を上げるようになり、中学に上がると音楽を通して芸能事務所に入った。CDも出した。


音楽は呼吸だ。私にとって必要不可欠なもの、皆が呼吸をするように私は音楽を通して生きている。人は凄いね!、尊敬するよ、等と言うがそんな事は無い。私は凄い訳では無いし、たまたま小さい頃から音楽が傍にあっただけであって特別な訳でもない。そう分かっていても、人から褒められる事はとても嬉しいのだ。

そして、彼の口から雫石という名前が出てきて、凄いと言われたことは物凄く怖い反面とても嬉しかった。


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