第10話

 風香につれられて2-5の教室にやってきた。

 俺の目の前には美少女がずらりと座っている。

 みんなものすごくかわいい。


 しかもスタイルも抜群だった。

 まるでアイドルグループだ。


 最近の子は発育がいい。

 しかもここの制服はそれを強調していた。

 胸はしっかり形が分かるし、腰はきゅっと細く、スカートはパンツが見えそうなほどに短い。

 それに足は黒タイツだ。

 これは校長先生の趣味か?


 俺はまず事情を説明し、みんなに謝った。


「……というわけで、初日から悪かった。これからは気をつけるから許してくれ」


 生徒たちは謝る俺を見て面白そうにくすくす笑っている。


 するとその中の一人が立ち上がり、俺を指差した。

 見覚えのある巨乳がぶるんと揺れる。


 そこにいたのは薄い茶髪に桃の髪飾りをしたあの子だ。


「あ! あなたは朝メロンちゃんを助けてくれた人!」

「あ! お前はあのときの羊飼いか! あの羊のせいで大変だったんだぞ!?」

「あはは。そう言われましても~。あれには事情があるんです!」

「事情?」

「えさをあげようと思って柵の鍵を開けたら、そこでスマホが鳴って、確認してるうちにメロンちゃんが抜け出したんです!」

「100パーお前のせいじゃないか!」

「えへへ。怒られちゃった♪」


 女子生徒は笑いながら頭の後ろに手をあてた。

 俺は生徒の出席簿を見る。

 ええと、如月桃音か。

 要注意だな。


 俺が桃音の名前を赤で囲んでいると、別の席から声が聞こえた。


「牧野先生。桃音に付き合ってたらいつまで経っても授業なんてできないわよ」


 呆れているのは保健室で会った大嶺由比だ。

 大きな胸を机の上に乗せ、頬杖をついている。


「らしいな」

 

 そうだった。

 由比も俺の担当なんだ。


 それにしてもすごいな。

 如月桃音。

 大嶺由比。

 広瀬風香。

 三人ともほかの生徒よりはるかに巨乳だ。


 桃音は胸を揺らし、由比は乗せ、風香は隠れて揉んでいる。


 よく分からないけど、今日の俺はつくづく巨乳に縁があるらしい。


 やれやれと思っていると出席簿に一枚の紙が挟まっているのを見つけた。

 見てみるとそれは身体測定の用紙だった。

 ここにいる全員のスリーサイズが書いてある。


 村口先生、はさんだまま渡したな。

 とりあえず見てみると、生徒たちの多くがE~Gカップだった。

 これでも十分大きいのに、桃音はJ、由比はI、風香はKと書かれる。

 

 先生たちといい、この学園はどうなってるんだ?

 巨乳を選抜してるのか?

 あれ? でも入学当初はみんな普通だな。


 俺が首を傾げていると、風香が手を上げた。

 胸が片方だけ持ち上げられる。


「あ、あの……。先生。授業…………」

「お、おう。悪い。じゃあ始めるぞ。まずはみんなの実力を教えてもらうための小テストだ」


「「「「「「「ええええええええぇぇぇぇぇ~~~~」」」」」」


 クラス中から非難の声が聞こえるなかで、俺はテストを配った。


 ちなみに桃音は0点だった。

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