第8話

 職員室の先生も全員女性だった。

 しかも美人ぞろいだ。

 歳も20代前半から30代前半と若い。

 どうやら男は俺しかいないらしい。


 俺は自分のデスクに向かうと、隣の席の先生が笑顔を見せる。

 村口先生はショートヘアーの美人だ。

 何度か会っているけどずっと明るく笑っている。


 村口先生は妊婦なのでお腹が大きい。

 妊娠しているせいか胸も大きく、桜井先生よりさらに爆乳だった。

 ボテ腹を隠すように爆乳が乗っている。


「あれ? もう大丈夫なんですか?」

「はい。初日からご迷惑をおかけしました……」


 俺が謝ると村口先生は笑った。

 

「まあ、誰にでも失敗はありますよ。気にしないでください」


 先生がよいしょと言って立ち上がると胸がぶるんと揺れた。

 妊婦用のワンピースは小さいのかぴっちりしていた。

 そのせいで体のラインがよく分かった。

 大きな谷間もくっきり見える。

 

 俺は村口先生が産休を取るために呼ばれていた。

 なのに迷惑をかけるなんて申し訳ない。


「お体は大丈夫ですか?」

「はい。おかげさまで。この子もすくすく育ってます。ただ問題があるとしたら……」


 村口先生は自分の爆乳に手をあてて笑った。


「ちょっと胸が大きくなりすぎちゃったかもしれませんね」


 村口先生がそう言った時だった。

 先生はバランスを崩し、俺の方に倒れてくる。


「きゃっ!」

「危ない!」


 俺はとっさに先生の体を受け止めた。

 抱きしめる形になると、柔らかい胸と張りのあるお腹と密接する。

 

「大丈夫ですか?」

「はい。ちょっとバランス崩しちゃって。助かりました。牧野先生って意外と力あるんですね」

「うち、実家が田舎で牧場やってるんで。子供の頃からその手伝いをさせられてたんです。それと学生の頃は柔道部でした。だから重いものとかあったら俺に言ってください」

「重いもの……」


 村口先生は苦笑いして自分に胸を持ち上げた。

 その手を離すと爆乳がたぷんと揺れる。


「あはは……。そうですね。またお願いします」

「はい」


 村口先生はまた椅子に座った。

 そして職員室の入り口を見つめた。

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