一章 巨乳と出会う

第2話

 俺、牧野壮士は英語教師をしている二十六歳だ。

 今は採用された学校に向かう途中だった。

 赴任一日目はさすがに緊張する。


 俺が雇われた私立田和輪学園は県内屈指の女子高だ。

 なにが県内屈指かというと、通う女の子たちの可愛さだった。

 まるで申し合わせたような美少女揃い。

 その噂は他県にまで広がり、わざわざ見にやってくる奴が後を絶たない。


 可愛いと評判の赤いブレザーにチェックのミニスカート。

 中は白いブラウスを着て、大きなリボンをつけてる。

 黒のタイツは艶かしかった。


 そんなアイドルの衣装みたいな服を美少女たちが着ているんだから男たちが集まるのも無理はない。


 女子高生たちと歩いていると、立派な校舎が見えてきた。

 田和輪学園は資産家が作ったらしく、まるでお城みたいだ。

 中は最新設備だし、ほかの施設も充実している。

 今日からここで仕事をするのかと思うと、わくわくした。


 すると後ろから一人の生徒が焦った様子で走ってきた。


「うわあぁ~ん! 急がないとメロンちゃんの餌やりが間に合わないよ~」


 走ってきた女の子も美少女だった。

 目はぱっちりした二重で顔は小さい。

 髪はふわふわとした薄い茶色で桃の髪飾りをしている。


 そしてなにより巨乳だった。

 走るとぶるんぶるんと胸が揺れている。

 今にもブラウスから飛び出そうだ。

 

 生徒はそのまま丘を駆け上がり、階段をのぼって校舎の中へ消えていった。


「なんだ……?」

 朝から忙しい子だな。


 学園は丘の上にあり、そこからさらに階段をのぼらなければならない。

 学生の頃、柔道で鍛えた体はなまっていて、のぼるだけでもくたくたになる。

 ようやく最後の一段に足をかけた時には、ガクガクと震えていた。


 これから毎日ここをのぼるのか……。


 俺は思わずため息をついた。


 その時だった。

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