半実話あやし奇譚(思いもよらない奇妙な体験)

作者 烏目浩輔(からすめこうすけ)

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★★★ Excellent!!!

基本1話完結型のお話。
全体的に誰かから聞いた話、という形式で、まるで落語でも聞いているようです。
落語ではなく怪談話、談志師匠ではなく京極夏彦が話しているような感じですが。
単調にお話が進んでいる分、「あやしいぞ」というところになると、急にぎょっとするような面白さがあります。
こういう短編もいいですね~。

★★★ Excellent!!!

怖いです……夜中に読んだ私が馬鹿でした。

不思議な話から、とびきり怖いお話までたくさんのお話が盛りだくさんです。

★の数が多いのが納得です。

自称霊感少女(アラサーだけど💦)
本物かどうかは分かるつもりですが、ホンモノが多すぎます。

ですが、皆さまに読まれるだけで供養にもなるのかも知れません。

今から蒸し暑い時期になります。
ほんとに怖い話ここにあります!

但し、真夜中はやめておいた方が……

★★★ Excellent!!!

一人一人の体験を対談形式で語られるホラーショートストーリー

文章の表現も相まって非常に怖いです。
ただ恐ろしさの中にも切なさを感じさせるストーリーもあり、単に恐怖だけではない不思議な感覚をもたらしてくれます。

個人的に『半実半虚ギコ奇譚』好きだったので、同じく好きな人はお楽しみ頂けると思います。


★★★ Excellent!!!

怪談というと、合理主義のこのご時世、錯覚だの脳内現象だと切り捨てることは簡単ですが、人間の奥底の恐怖や好奇心は変わらない。形を幾度も変えて私たちの前に現れてきます。

古くは根岸鎮衛の「耳袋」、昭和だと松谷みよ子の「現代民話考」、平成だと「新耳袋」などが好きな方なら楽しめることでしょう。
学術的な文献に残りづらい物語を収集するのは根気のいる作業で、著者には頭が下がります。

また、話によっては下手な作者だとスプラッタな流血になりがちなところ、抑えた表現でまとめているのは特に好感が持てます。
「半実話」といいつつ100%創作では書けないリアルなエッセンスが散りばめられていて、一種独特な語りの妙味があります……ありそうでなさそうな。

でも、体験談の話者にとっては「あったること」であり、読者もこの物語を読むことでその世界を垣間見ることができるのです。

すでに四十話を超えていますが、どこから読んでも面白いです。

★★★ Excellent!!!

実話怪談が好きなので、こういう作品は嬉しくなってしまいますね。
どのお話も丁寧に書かれていて、素晴らしいと思います。内容以前に誤字が多くて興醒め…なんてことは、好きなジャンルの読書では特に避けたいものです。
丁寧で読みやすい文章から、蒐集した怪異への愛情が感じられる…とまで言ったら、穿ち過ぎでしょうか? ともかくまだ連載中ということで、今後も楽しみにしています。

★★★ Excellent!!!

 題名は「半実話」となっております。半分、つまり五割は実話です。これは作者様が冒頭で述べられているように、作者様が聞いた話を脚色して作られた作品集だから、「半実話」となっているわけですが、その怖さは五割どころではない。どの話も、十割怖い。再び題名を見て『半実話あやし奇譚』となっているが、「あやし」とか「奇譚」で括られるような、ありきたりな話は、1話もなかった。
 こんな話を常に聞いていらっしゃる作者様は、何者? と思う。
 小生が特に怖かったのは、「座敷童」の話と、「飼い犬」の話だった。実はこの二つを読んだ日は、思い出して眠れなくなったほどに、怖かった。一話一話に、最恐の落ちが付いていて、それがまた恐怖を煽る。
 「座敷童」も「飼い犬」も、一見穏やかな単語だが、話を読むと全く穏やかではなかった。

 果たして、座敷童だと信じていたモノは一体何だったのか?
 そして、揺れ続ける首吊り死体と、飼い犬の関係とは?

 本当に怖いものをお探しの方、
 是非、御一読下さい。

★★★ Excellent!!!

カクヨム公式の特集で紹介された作品。

日常に潜む怪奇現象や心あたたまるエピソード。

本作は実話をベースに書かれているということも驚きです。

文体はとても読みやすく、読後にジワジワと恐怖が広がります。

作者様の筆力、構成力は素晴らしく、その文章力に引き込まれます。

公式でピックアップされるのも、納得の作品です。

★★★ Excellent!!!


 『半実話あやし奇譚』というタイトルでオカルト一辺倒と思った私は甘かった。


 この作品は様々な方から聞いた話が元になっているとのことですが、確かにオカルト要素もあれどそれだけではない。人間のあやしい性質も含まれています。
 とは言え、ただ『あやしい』の一言で済まない深さがある。怖い話、不思議な話、ホッとする話、ホロリとする話……それらが巧みな文章により纏められ素晴らしい作品に仕上がっています。

 成る程公式に紹介されるだけあり完成度は高い。そして人の心を惹き付ける作品でした。

 あなたも『半実話あやし』の世界を堪能してみては?