人物紹介 14回目

 グローム・フォン・ミルンヒッツァ



 ミルンヒッツァ家の現当主。出番の無いココノとリチーナの父親でもある。

 ユニバンス南部のミルンヒッツァ家は大きな街道沿いに領地を持っている都合、街道沿いの商売で確実な税収を得ています。宿とか食堂とか酒場とかですね。


 ウイルモットとも旧知の仲なので、彼を支える……と言っても武力は余り保有していないので、金銭的な支援でした。

 大変真面目な人だったので堅実に領地の運営をしていましたが、宰相であったウイルアムから例の話を聞き協力を申し出るのでした。やっぱり資金援助でしたけど。


 結果として色々と罪悪感を募ることとなり、ある日司祭と名乗る者から宝玉を手渡される。

 宝玉を手渡されたのはそれを使い自滅するようにとの考えからですね。まあたぶん渡したのはエルダーの差し金じゃないっすか? たぶん?


 ハーフレンの動きから自分の過去を清算する覚悟を決め調査には大変協力的です。宝玉を渡したのもそう言った意味も兼ねてます。


 名前を考えていたのに出すのを忘れていた人物の1人です。




 刻印の魔女イーマ



 ある種のラスボス。三大魔女の1人。刻印さん。

 地球から根性で転移魔法でこっちの世界へと飛んで来た人物でもある。


 苗字は出ていないけど名前は実は本編で出ていたりもします。気づいたかな?

 グローディアの魔法でアルグスタが地球に、過去に戻った時のお昼のニュースで名前が出てました。そんな訳で暴露しても問題無いね? 名は麻衣です。遡って確認してみましょう!

 この手のトラップチックな伏線はちょいちょい仕込まれているので……作者も本気で忘れたりしますけどねw


 使っている魔法は錬金術と黒魔術を我流で形にした感じです。

 割合としては錬金術の方が強いのかな?

 見た目重視なので宙に言葉を綴ったりします。だってそっちの方が格好良いから!


 ちなみに本編で語っていた通り、彼女の瞳に五芒星が浮かんでいるのは……ちょっとした事故です。格好重視でコンタクトレンズに金色の五芒星を描いた物を嵌めていたら、異世界に転移した時にコンタクトレンズが本来の目と同化してしまったのです。だからもう治りません。ちなみに髪も染めていましたがこっちに来たら地毛になっていた感じです。


 こっちに来てからの詳しい話は……最終的にどこかで語るかもしれませんが、断片的に出すから詳しく書かなくても良いかな~とか思ってます。

 施設とかで断片トークで苦労したからもうしたくないんやw


 始祖さんとは違い未婚であり出産歴も無いので、刻印の魔女の子孫を名乗っている人がいる場合は嘘です。が……始祖の子供がまだ2人ほど居たのを覚えてますか? その子たちは刻印さんが保護し一人前になるまで育てました。

 その後は母親を殺す選択をしたので、刻印さん的には争いたくない子供たちとは別れましたが…どちらかが『刻印の魔女は育ての親』と子孫に伝えたのが『刻印の魔女が母親』と変化していても不思議じゃないので、まあそんなことかもね。


 魔眼は……刻印さんの体を基に造ってます。ですから左右1つずつが限界です。目玉を他人に移植(寄生)しながら長い年月過ごして来ましたが、カミューの前でちょっとした事故が。病で急死を想定していなかったので準備不足のまま移植をしたので結構グロイことになりました。

 実はノイエへの移植時も……施設後編で語るのでここでは詳しく書きませんが。


 ポーラを勧誘したのは実はこの時の後悔を元に予備を作ろうと考えたからです。

 何せ魔力量だけなら大陸屈指のノイエが居るので使いたい放題。夜な夜な出て来ては実験を繰り返し、『どこかに良い子はいないかな~』と思っていたら魔力持ちで祝福持ちのポーラがやって来たのです。


 スィークにも目を付けられ、ポーラってやはり不幸な星の元に生まれたのかもしれない。

 現在はポーラの右目に居ますが、別の実験も並行して行っているので結果はいずれ。


 カミューの時やノイエの時に出過ぎたので、右目でぐっすり寝ていましたが目を覚ましたら目の前に面白い存在……アルグスタが居たので突如やる気を出してみました。


 だって日本人が居るんだから!


 当初の目的である始祖の討伐は忘れてませんが、楽しみにしていた漫才が出来て結構満足。

 もう1つの趣味である魔改造は……本当に趣味です。異世界産じゃなくて変なドラゴンや変な生き物が居た場合は大半の犯人はコイツです。しかも厄介なのは生き物に生殖能力を残す器用さを見せるのでちゃんと繁殖したりします。

 つがいの相手? 腰振って気合で頑張れですwww


 現時点では最強の魔法使いですが、フルパワーで魔法は使えません。

 色々と制限があるのです。


 ノリで魔改造した宝玉は趣味の産物です。趣味ですがそれをご褒美にしました。

 本編であった通り充填に120時間。使用は24時間です。ノイエの魔力を使うので常にノイエの傍にあります。と言うか、それを近くに置かないと姉に会えないと知ったノイエが常に抱えています。

 アホ毛を巻き付けて抱えたり、アホ毛の先端で跳ねていたりと遊んだりもしますがw



 書くと書くことが多いのでこれぐらいで止めておこう。終わらないからw




~あとがき~


 そんなこんなでいつもの奴~!


 2人だけなのに1話分の文字数とかw

 実質1人分ですけどね。流石だよ刻印さん!

 何が凄いってまだ語るネタが残っているんだから…狂ってやがる。

 ですが彼女自体はしばらくお休みです。流石に色々と魔力を使い過ぎたので回復に努めます。


 作者的にはユニバンス編と位置付けていた物語の前半が終わったかな?

 これからは魔竜皇と始祖さんとの戦いを絡めつつ世界を相手にしていく予定です。

 とりあえず最初の敵は帝国軍師です。帝国の女狐です。笑いながら人を殺すタイプのマッドさんです。

 ですがそれに負けない厄介なお姉ちゃんがノイエの中に…最悪だ。結構本気で。

 ついでに全員が忘れているであろうあの謎も解き明かさないと…出来るのかな?


 本当に隠し事の多い物語だわw


 その前に施設編を終えないとね!

 明日は休んで明後日から施設編が終わるまで連続投稿します。


 皆が絶望を抱える場所に放たれた純白の少女はそこで奇跡を見せます。

 ですが代わりに少女は色々な物を失っていく。

 大きな代償を支払い続けた少女が最後に手にした物は?




(c) 甲斐八雲

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