24.空のこと

そこに何を置こうかと考えて

いろいろ試してみる。

花びらは強すぎて、雲は儚くて、

この手は頼りなくて、君の顔は似合わない。

あるべき太陽ですら、

今の僕にはまぶしすぎて、

とどのつまり、必要なのは青一色なのだと

そう思い知らされる。

それが、空。


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