第9話フィリピン携帯事情

 携帯電話の通信料だが、フィリピンでは日本と違いプリペイドカードでの前払いとなっている。100ペソ、300ペソ、500ペソの3種類の金額のカードから選び、裏面をスクラッチして現れる番号を入力して送信し携帯へのチャージが出来る。

 通信キャリアはGlobe とSmart の大手2社とその傘下だ。場所によって繋がりやすいキャリアが異なるが、最近はどちらも不便を感じる事は少なくなった。

 

 カードを買う100ペソが無い人はサリサリストアでパサロードと言って10ペソ分を買ったりすることも出来る。


 電話機自体は日本と同様でスマホが主流になってきている。こっちでは「タッチパネル」等と呼ぶ人も多い。

 旧来のボタンが並んでいる携帯を使っている人も沢山いる。電話機自体が500ペソも有れば新品が買える。

 スマホは中国製の「チェリーモバイル」が安く2500ペソ位からだ。安いが性能は悪く、カメラもお粗末だ。


 フィリピン人はFacebookが大好きで若い子は殆んどがアカウントを持っていて、日々自慢の写真をアップしている。


 データ通信はGlobe の場合、登録すると70ペソで1週間に1ギガ。90ペソで2ギガを使える。テキストメッセージも無制限に使える。その他にもいろいろな設定が出来、50ペソで24時間、同一キャリアなら通話無制限等もある。


 通常、通話料金は高いので、テキストでのやり取りか、メッセンジャーやラインを使っての会話をする人が多い。テキストは文字数に制限が有るが、1送信で.1ペソだ。


 自分の携帯にチャージしてある分を他に分けてあげる事もできる。

 と言うことは、人に携帯を預けるとチャージしてある分を盗まれてしまうことも有るわけだ。



 日本と同じでスマホを見ながら歩いている人が増えている。何処の待合室でも半数はスマホの画面を撫でている。スマホのながら運転での事故も多い。人が集まっていても、スマホで他の人と指で会話している光景もよく見る。


 便利さは否定できないが、コミュニケーションは言葉とアイコンタクトが大事。指での会話だけでなく、表情で感情を現し、目を見ながら肩を叩いて笑いたい。

 (笑) というのを画面で見るより笑い声を聞きたい。笑っている顔を見たい。どんな人でも笑顔は楽しい。こっちを楽しくさせてくれる。



人と人との関係がスマホ病に罹ると、本人が気がつかないうちに人間関係が希薄になってくる。外に出なくなる。人と会うのが億劫になる。写真目的でしか行動しなくなる。


 会ったことの無い「友達」が 100人を越えたら、一度、病院に行った方がいいです。待ち時間はインスタやFacebookで楽しめますので・・・

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