第202話 2020/05/15/金 お迎えにゃんこ
夕べ気がついたのですが……。
夕方部屋のベッド(猫用)で眠っていたにゃんこ、なぜか午後十時半になるとリビングにいる(カクヨム中)私のところにやってくる。
何気ないフリをしてるけれど、わからないはずないのに。
むしろどうして気がつかなかったのか、私。
スコちゃんは、もう大人の顔をして、私の隣にいるというのに。
心の相棒よ……おまえが何よりの宝物だ。
おまえを迎えて、私は生まれ変わった。
年経ていくだけの人生ではなくなった。
おまえは希望だ。
「夜に寝て、朝に起きる」そんな当たり前の生活が、息を吹き返した。
朝に起こされるのだ、夜寝ないわけにいかない、ともいう。
めちゃくちゃだった、投げやりな人生に、おまえという清廉な花が咲いた。
大好きだ。
大好きだ。
今夜は午後十時五分に来たね? 夜に寝ないと朝にごはんが食べられない。
ぐちゃぐちゃになっていた私を、おまえが救ったんだ。
すこぶる健全で、あたたかな暮らしを、尊いと信じさせてくれる存在。
赤ちゃんだったおまえ。
こんなにも、こんなにも。
うれしくて、愛おしい。
――なによりも、言葉が通じるものなあ。
そんな猫、初めてよ。
スコちゃん。
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