第158話 2020/02/11/水 遊んであそんでー! あ、ベランダはダメよ!
スコちゃんたら、すっかりボール遊びが気に入っちゃって、夜も更けるというのに、ボールをくわえて持ってくる。
玄関から階段までのまっすぐな廊下を、ボール転がししてやると、どたたたたー! ってかけていきます、何度でも。
餌は、朝と夕に与えることにしました。
フッ素加工の餌皿に、モンプチの「ナチュラル(新鮮若鶏の贅沢・生の若鶏が第1主原料)」と「5種のこだわりブレンド(ターキー・チキン・お米・かつお・小魚味)」と「5種のシーフードブレンド(かに・えび・鯛・かつお・まぐろ味)」と「5種のフィッシュブレンド(まぐろ・かつお・鯛・サーモン・小魚味)」を一回の食事につき10cc~20ccずつ入れてやって、その上にササミをきれいにならべて、なんだったらおやつにZEPPIN懐石のフードもふりかけます。
そうしたら! いつもは祖母のイスを占領しているスコちゃんが、なんと、夕食のとき、私の座席に寝転んでいた! なぜ? どうして? わからないから、ごはん茶碗におかずを盛って、ソファに移動して食べました。
寝ている姿はかわいいな。
天使のようだわ、私のスコちゃん。
でも、少しだけまいっちゃう。
猫ってなんで、そういうことを、思い付きみたいにするのか、全然わからない。
まあ、おかげさまで、今日は祖母の白い目で見られながらイスから降ろす必要がなかったわけで。
ちょっと気分がほんわあとしました。
だけど! 今日は、昼寝から起きたら、ベランダにスコちゃんのしっぽがふらふらしているのを見かけ、声にならない悲鳴を上げ、網戸の隙間から見てみると……いる! スコちゃんがベランダで遊んでいる。
その瞳が、あまりに無垢で無邪気で好奇心に満ちていたから、しばらく躊躇してしまったけれど、スコちゃんはまたフェンスの間から頭を突き出して身を乗り出したので、危ない! また飛び降りちゃう! て思ったから、捕まえて部屋にもどした。
祖母が、植木をベランダに出して、水やりなどをしているときに、一緒に出てしまうらしいのだ。
おねがいだから、飛び降りるのはやめてー!
雨戸を開け閉めするときも、危険なの。
だから、細心の注意を払って、窓に隙間をつくらないように工夫してるのだけど……それでも、隙を見て出て行っちゃう。
音一つ立てずに行くから、しっかり見てないと大変なの!
はうーん!
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