俺は男の娘ではなく女の子にもてたい

作者 葵希帆

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★★★ Excellent!!!

この三つのワードに心当たりがある方であれば、ドツボにハマる可能性が高いです。心当たりがなければそのままでいて純粋な想いでこの作品を楽しんでください。

本作の世界では男性でも女性でもない、第三の性というものが存在します。
その名も、男の娘。
服装や口調は女。胸もある。だが男だ。

そんな世界の中でぼっち少年、翼の周囲にいるれっきとした女性と言えば妹と幼馴染(彼氏持ち)。

そんな非モテ男子が、ある日
ツンデレギャル(?)、清楚系お嬢様(?)、文学少女(?)……

性の無差別化が進む世界の理不尽さを主人公とともに飲み込めないままに、徐々に出そろっていくヒロイン(?)たちの可愛さに魅了されていく。

そんな異色にして禁断のラブコメ、いよいよ本格始動です。

★★★ Excellent!!!

桐谷翼はラノベ的ハーレム主人公になることを夢見る高校2年生。なのに幼なじみ(美人)にはすでに彼氏がいて、妹(かわいい)は家族愛以上のものを彼に感じておらず。実にラノベ主人公らしい境遇のただ中、なにも起きようのない現実に懊悩する翼だったが……彼は告白される。かわいい男の娘と華麗な男の娘と眼鏡綺麗な男の娘に。

外しというテクニックがありますね。王道ってのを構成する部品をちょっと変えて、別物にするやつです。今のVRMMOものなんかはまさにそれですが、この作品も見事に外してるんです。恋愛ものを構成するヒロインを男の娘に変えて!

たったそれだけで、王道のドタバタラブコメが、邪道過ぎるドタバタ悪夢コメディに変わるんですよねぇ。そうなるととんでもなく気にさせられるわけです、すっとんでったラブの行方が。

笑わせてくれます。ハラハラ(ハアハアかも?)させてくれます。読ませてくれます。だからこそ、おすすめします!

(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=髙橋 剛)