第9話 男女共同社会になった結果

 夕食も食べ終わり翼はリビングでくつろいでいる。


 夕食は怜奈と伊織が作ってくれた。


 伊織は隣に住んでいるということもあり、頻繁にこの家に夕食を食べに来る。

 伊織とは家族ぐるみの付き合いなので、翼の両親も伊織の両親もなにも言ってくることはない。


 そもそも彼氏がいるのに、男の家に来て良いのかという疑問もあるが、幼馴染でそういう関係には絶対にならないと伊織が彼氏を説得したため、大丈夫らしい。


 時刻は夜の八時。


 伊織と怜奈お風呂に入っている。

 昔は三人で入っていたのだが、三人とももう高校生だ。

 物理的に三人同時にお風呂に入れなくなったため、こうして翼はリビングで二人を待っている。


 もちろん、翼も伊織とも怜奈とお風呂に入っている。


 怜奈とは電気代の節約と言って、一緒に入ることが多い。


 怜奈は将来、良いお嫁さんになりそうだ。


「あぁー気持ち良かった」

「伊織ちゃん。牛乳冷やしてたから飲む?」

「飲む飲む~」


 翼がリビングでラノベを読んでいるとやっとお風呂から上がってきたようだ。

 伊織と怜奈がリビングに戻ってくる。


「このお風呂上りの牛乳っておいしいよね」

「分かる、その気持ち」


 冷蔵庫から牛乳を取り出し、プラスチック製のコップに注ぐと二人して乾杯してから、一気に飲み干す。


「お前らオヤジか」


 翼は思わずオヤジ臭い二人につっ込み。

 二人とも体は拭いてきたようだが、なにも衣服を纏わずにリビングに来ていた。


 つまり全裸。


 言い換えると、裸とかヌードという単語ある。


 もしラノベならお互い顔を赤く染めて恥ずかしがるところだが、この世界では異性の裸も銭湯に行けば普通に見れるので、なんの欲情もしない。


 そこら辺、ラノベの主人公が羨ましい。

 基本、この世界の人たちは好きな人にしか欲情しない。


「私たちはまだ高校生です~」

「大丈夫兄さん。時間の流れが違うの」


 伊織はわざとっぽく拗ね、怜奈は可哀想な子を見るような目で翼を見つめている。


「同じだわ」


 伊織は無視して、怜奈の言葉につっ込みを入れる。


 人によって時の流れが違うって、もう中二病じゃん。


 一応伊織と怜奈が裸なので、ラノベ主人公的に解説を入れてみる。

 怜奈の胸はまだ高校一年生ということもあり、伊織と比べて膨らみが小さい。

 でも逆を言えばまだまだ伸びしろがあるとも言える。

 桃のように丸く瑞々しく曲線を描いている胸。

 触ればどこまでも沈んでいきそうなぐらい柔らかそうだ。

 胸の頂点にある蕾は淡いサーモンピンクで綺麗な球体を描いている。

 高校一年生なので張りもあり、ブラをしていなくても胸が重力に逆らうように上に向いている。

 股間には黒く薄い茂みが生えており、お尻はキュッと引き締まっていて女性にしては小さいが、その小ささがまた可愛い。


 一方、伊織の胸は怜奈の胸よりも一回り大きい。

 その分女性の包容力が滲み出ている。

 りんごのように膨らみ、綺麗な形の胸。

 胸の頂点にある蕾は伊織の方が濃いが、それはそれで妖艶的である。

 伊織の胸は怜奈の胸とは違い弾力性がありそうで、突けばもとの形に戻ろうと指が弾き飛ばされるだろう。

 伊織は怜奈と違い彼氏持ちである。

 彼氏でない男子に胸を見られて恥ずかしくないのだろうか。

 股間の茂みは怜奈と同じぐらいで、お尻は怜奈とは違い女性らしく丸みを帯びていて安産型である。


 怜奈とは違い、モチモチしてそうである。


 まっ、こんな感じで良いだろう。


「翼ちゃん、ナイスつっ込み」

「兄さんの声はいつも大きいね」


 伊織は親指を立て翼を賞賛し、怜奈は兄を誇らしく思っているのか、はたまたただたんに事実を言っているのかいつもの抑揚のない声で話す。


「お前らが上がったから俺も入ってくるわ」


 二人が上がったので翼もお風呂に向かう。


 もっと大きなお風呂だったら三人一緒に入れるのに。


 翼は益体もないことを考えた。

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