第30話 執筆状況のあれこれ(7)

 この数日、頭痛で臥せっておったそうな。


 歳を取るにつれ、頻繁に頭痛に襲われるようになりました。

 自己診断する限り、片頭痛と緊張性頭痛の併発。

 痛む個所はこめかみを含めた前頭部で、首を振ったら「おえー」と虹色の吐瀉物を滝のように垂れ流す。これは片頭痛の症状。


 しかし、私の場合は鎮痛剤を飲んだだけではあまり効果がない。

 そういう時はだいたい肩が異様に凝っており、肩にシップを張ると解消する。このあたりは緊張性頭痛の症状。


 血管の拡張によって引き起る片頭痛と、血管の収縮によって引き起る緊張性頭痛。発生の原因が真逆なのに併発し得るそうです。


 ……なんでこんな体質になったんだか。

 二十代の頃はそんなことはなかったのにねぇ……。


 私は頭痛がすると何も手が付けられなくなります。外傷の痛みは耐えられても、内部からくる痛みはどうしようもない。仕事だけは気力を振り絞ってこなすのですが、それが終わると死んだように眠ります。鎮痛剤もシップも応急処置に過ぎない。寝ることに勝る回復法はないのです。


 なので、この数日はほぼ寝ていました。

 休みの日にこれに見舞われると、本当に時間を無駄にしたようで悔しい。


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