七話
でもね…
私には、ものすごい数の思い出が出来ました…
今はそれだけで…
満足してます…
へへ…
そう言ってね…
酒を一杯呑んで、酒場を後にしたの。
どんな話も聞いてくれる、竜人族のお姉さんがいるって…
聞きました。
その人があなたかわからないけれど…
ありがとうございました…
それは…
私じゃないよ…
いつものように、そう言いたかったんだけどね…
あどけない笑顔を見るとさあ…
やっぱ…
言えないよね…
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