七話

やまから帰ったら、むらがめちゃめちゃになった。



兄ちゃんが…

血だらけのかあちゃんを抱いて…


泣いてたんだ。



おれもそれをみたら…

涙がでてきた…








兄ちゃんは…


あの黒いやつは、この剣では勝てないといった。


にんげんのちが必要だって…





俺が剣になる。


お前が母ちゃんの仇を討つんだぞ…


そう言って頭をコシコシしたんだ。






兄ちゃん、おれは強いんだ…




でもおれは、兄ちゃんより弱いから…


強い人に頼むんだ。




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