五話

奴らはやはり…


出会うべくして、出会ったのじゃろう。




きっかけは、白い災厄じゃった。




お主らは、古い塔があるのを知っておるかな?



竜人族はの。

邪龍が現れると、自然と気配でわかるんじゃ。


昔からの血脈が受け継ぐ、危険回避能力か。

それを排除する為の、危険殲滅能力か。


詳しくはわからんがのう。


まあ、邪龍とは因縁の仲。わかる気もするわい。ふぉ…




そんな奴らもまた…

引き寄せられるように、そこへ向かう。






人間は祖先の意味を含め、祖龍などと呼んでおるがのう。



あんなもん祖先でもなんでもないわい。


ただの亜種じゃよ。





ほっとくと世界が危ない事には…


変わりないがの。

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