六話

それから…

二人の生活が始まったんだ。



料理作ったりさ、掃除とか洗濯とか……

あたしには経験のない、誰かの為にする…


ごく普通の事。



狩りに行く時もいつも一緒だった。


雪山の綺麗な雪化粧を感動したりさ。

山の頂上にある、小さな穴を見つけて、子どものように探検したり。



敵が強くて危ないときもあったり、弱すぎて笑ったり……


あ…そうそう、山菜取りに来てたお爺さん怒らしちゃったりね。



本当に楽しかったし、幸せだった。


心からそう思う。




でもね。


あの人との大切な……


こんな幸せな時間を壊したのは…




あたしなんだ……

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