第92話 大陸西側諸国2

この国は、無傷で手に入れたかったので、手間がいった。

「次の国は、ステルス隊に任せる、岩石落としで消滅させよ!!」

「「「はい!!マンバ様!!!」」」

「日暮れまで3時間は有る、滅ぼして野営にする!!」


フルスピードで飛行、2時間程で小国が見えて来た。

一応警告だけはやっておく。

「わしは、マンバ神王国のマンバ神である!!降伏するなら白旗で合図せよ!!10分待って無差別攻撃を開始する!!!」


行き交う人々でも見えたなら、少しは躊躇したかも知れんが、本当に人が暮らして居るのか分からん位、人も見えんし反応も無い。


「10分経過した、降伏の意思無しと見なし、無差別攻撃を開始する!!!」

ステルス隊が、岩石を投下して居る。

各隊員が5個降らせた。1000個以上の岩石により、外壁以外の建造物が消滅した。


瓦礫の中から、ステルス隊が岩石を回収して居る。

わしとヒミコは、生存者確認じゃ。

瓦礫の隙間に、結構生存者が居った。


「·····この悪魔め!!!」

プチ!!

「生きている限り、仲間の敵を討つ!!!」

グシャ!!

「何処までも呪ってやる!!!」

バシャ!!


「マンバ様焼却します!!」

「いや!!焼いては、今までの手間が無駄になる!」


こんな状態でも降伏せん、戦う気充分の生き残りを、処分して廻るのが厄介じゃ。

氷雨凍結では、死骸処理が面倒、鬼火攻撃では財宝が駄目になると、ステルス隊に任せたが、軍勢に対してなら有意義じゃと思うが、今回の岩石落としは、向いて無かった。



野営をし、次の国に向かう。



早朝から3時間飛行、眼下に待望の軍勢が待ち構えて居った。

うんざりする、繰り返しの警告を発する。

「わしは、マンバ神王国のマンバ神である!!降伏を勧める!!」


予想通り矢を射かけて来た。

ヒミコが猫招き!!

反転した矢は、射掛けた相手に突き刺さった。

「ホシ!岩を2個落とせ!!」

3000程の軍勢の中央に、岩が落下数百の兵が死傷した。

じゃが、敵は被害を物ともせず、矢を射かけて来居る。

ヒミコが矢を反転させ、射手に返す。

「降伏せんのなら、全員焼き殺す!!」

こいつら正気か?全く勝ち目の無い状態でも、降伏しようとせん。

「総員!鬼火攻撃!!」


ホシ達ステルス隊が211人も居るのを、失念して居った。

過剰攻撃で、敵兵は火柱と成って、一瞬で消滅した。


中程度の国が見えて来た。

「この国の軍勢3000程は消滅させて来た!!戦う術の無い状態じゃ、降伏を勧める!!白い旗を降れば攻撃せん!!」


「おっ?珍しい!!白い旗が降られて居る」

「降伏を確認した!!」


注意しながら降り立った。


斬新じゃ!!!白旗降りながら総攻撃を仕掛けて来居った。

ヒミコが異能とかで、襲い掛かる100人程を吹き飛ばした。

ステルス隊は、辺りを氷雨凍結させて居った。


結局この国も、絶滅させてしもうたが、建物は残った。

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