紹介 十九章~二十四章終了時点
第892話 「紹介Ⅲ-Ⅰ」
オラトリアム
ロートフェルト・ハイドン・オラトリアム(ロー)
主人公。 海を越えて別の大陸へ行ったが、相変わらず好き勝手に旅をしている。
リブリアム大陸、ポジドミット大陸を経て魔剣を手に入れる等をして戦闘能力は向上してはいるが六章経過しているにもかかわらず精神的には欠片も成長していない。
リブリアム大陸北方で虐殺を繰り返し、ついでに中央部でも虐殺を繰り広げた。
その後、グリゴリに襲撃され殺されかけたが、報復の為にポジドミット大陸へ向かい逆襲。
彼等の本拠であったエルフの都市であるユトナナリボを滅ぼした。
主人公なのに書く事が少なすぎる事に軽く眩暈がしたので裏設定を少し。
眷属を増やし、多種多様な改造種を生み出し続けているがやっていない事が一つだけ存在する。
全く同じ存在を生み出す事。 つまりは完全なコピー個体を複数作り出す事だけはやっていない。
必要に迫られれば行うが、辺獄で滅ぼした「アレ」の事が引っかかっているので、同一存在を作成する事に強い抵抗を覚えている。
かつて辺獄の領域バラルフラームで武者の英雄によって使用された。
『災』――ローが使用した際に変異し、独鈷杵ではなく羽の生えた百足の群が現れる。
何故か「災」の一文字が出て来るまで時間がかかった。 ちなみに他に候補がいくつかありました。
『
そろそろ見る所がなくなって来たので、先に世界を襲う滅びや面倒事の処理に本腰を入れようと考えている。
サベージ
ローの騎獣。 いつも通り、唯々諾々と従って旅の供をしている。
定期的に改良を繰り返されているので地味に強化されており、オラトリアムでも割と強い方。
少し前から無機物も食べられるようになったので、暇さえあれば落ちている物を口に入れている。
ファティマ・ローゼ・オラトリアム
ローの妻。 名実ともに妻を名乗れるようにはなったが、ローの態度は一切変わらない。
ついでに好感度も一切上がらない。 珍獣の島流し先やリブリアム大陸に出来た拠点の管理、前回のグリゴリとの戦闘の後始末に今後の戦闘に備えての戦力の拡充などで忙しい。
その為、あまり時間を割けなくなったので、会いに行けなくなった事に内心で歯噛みしている。
グリゴリ戦に向けて改造されている者達に混ざって強化された。
九つの尾に魔導書と強力な攻撃手段を手に入れており、グリゴリ戦では使っていないがハリシャの腕を模した物も仕込んでいる。 改造後は尻尾と腕を展開する際に邪魔になるので背中が大きく開いた服を着ているが、魔法で幻影を展開しているので肌は見えない。
改造後はオラトリアムでは上位に食い込めるほど高い戦闘能力を誇る。
ちなみに使った権能は「憤怒」のみだが、複数の大罪、美徳に高い適性を備えている。
大抵の事は高いレベルでこなせる有能だが、ローからの好感度で首途に敵わない事実に頭を悩ませていた。
恐らく一生敵わないので考えるだけ無駄かもしれない。
ヴァレンティーナ・ニア・ライアード
ファティマの妹一号。
姉の補佐とローの影武者として外との交渉などを一手に引き受けているので、オラトリアムではかなり忙しい。
グリゴリ戦前はディープ・ワンに乗って海を移動してポジドミット大陸での偵察の指揮を執りつつ、影武者の仕事で常に外に出て、爆発寸前のファティマの下から避難していた。 戦中は前線に行った姉の代わりを務め、戻った後は補佐を行っていた。
現在は今後に備えて戦力の拡充の為、精力的に動いている。
少し前からゼンドルと言う護衛を傍に置いている。
ケイティ・カルラ・ライアード
ファティマの妹二号。
沸点が低いので割と表に出やすいが、キレては不味い場面は弁えているので感情のコントロールはある程度ではあるができている模様。
魔導書により権能を使用可能になった。 適性が高いのは「憤怒」。
取りあえずではあるが、ユルシュル、グリゴリと面倒そうな組織が潰れたので平穏に日々を過ごしている。
イラついた時は飼っている奴隷を殺してストレス解消!
グアダルーペ・シメナ・ライアード
ファティマの妹三号。
ケイティと似た性格をしているが、こちらはかなり控えめ。
ストレスを溜めこみ易くはあるが、瓢箪山というお気に入りの玩具を弄って高頻度で吐き出しているので、基本的には割と穏やか。 ただ、弄れなくなると徐々に不機嫌になって行く。
こちらもユルシュル、グリゴリが片付いたのでいつもの業務に戻っている。
そろそろ瓢箪山単独の番組だと飽きられるかもしれないと危惧しているので新しい番組の企画を考えている。
魔導書により権能を使用可能になった。 適性が高いのは「怠惰」。
シルヴェイラ・ディデ・ライアード
ファティマの妹四号。(黄)
大森林での木材採集と開拓、各地の埋設作業の指揮など意外と忙しい。
性格は寡黙で真面目。 必要な時は積極的に発言するが、それ以外だと基本喋らない。
戦闘に関しては量産型のザ・コアなど、破壊力の高い武器を扱う。
フィジカル面では姉妹でも屈指で、戦闘になれば接近戦が主体になる。
グリゴリ戦では襲撃に備え、オラトリアムでの防衛に就いていたので出番なし。
魔導書により権能も扱える。 適性が高いのは「正義」。
最近は埋設作業をエゼルベルトに振る事が出来たので負担は減った。
メイヴィス・マギー・ライアード
ファティマの妹五号。
普段は採掘関係や獣人国との窓口を行っているが、有事の際は何かと便利に呼び出される苦労人。
姉妹間での分担作業などになると会議の司会進行などの面倒な仕事は真っ先に振られるが、嫌な顔一つせずに引き受ける聖人。
グリゴリ戦ではファティマを補佐した後、帰るのを見届けて前線指揮に就いた。
戦後は他と同様、いつもの仕事に戻った。
魔導書により権能を扱えるようになった。 適性が高いのは「慈愛」。
トラスト・アーチ
剣客。 訓練場の教官として成果を出し続けている。
ユルシュル、グリゴリ戦では、前者は単純に出番なし、後者はパンゲアの直衛についていたので目立った活躍はなかったが、鍛錬により実力は順調に伸びている。
ハリシャ
剣客。 トラストと一緒に訓練場で教官を務めているが、戦闘面のアドバイザーとしての功績が大きい。
個人レベルでの立ち回りや本人に合わせた戦い方のアドバイスは非常に評価は高い。
ただ、生き物を斬り刻んで悦に浸る性癖があるので、戦闘時は余り近づかない方がいいかもしれない。
戦闘時の扱いにやや難はあるが、乱戦時に実力を発揮するので大規模戦闘では割と高頻度で一番槍を任される。
センテゴリフンクス、グリゴリ戦とでかなりの戦果を上げているので評価は高い。
現在は訓練場で大人しく指導に当たっている。
サブリナ・ライラ・ベル・キャスタネーダ
ロートフェルト教会とロートフェルト教をオラトリアム内に爆誕させた修道女。
最初はやや大きめの教会だけの領土しかなかったが、オフルマズドで
そして今回のグリゴリ戦での勝利に合わせてオベリスクが増える予定。
予算は前回と同じ文言で
元々、自分で予算を出すつもりだったが、ファティマが全額負担した事により浮いたので純金製ロートフェルト像(魔剣装備ver.)を街のあちこちに建てようと企んでいる。
ちなみにロートフェルト教は神であるローをひたすら崇め奉るといったかなり中身がスカスカな教義だが、評判がいいので定期的に参拝に来る者が多い。
ディラン・クライ・ギドリー
元ファティマの護衛その一。
神経を使う護衛任務から解放されて気楽になったと思いきや、見た目は普通の人間なので壁の外――要は領内の巡回任務などに駆り出されて、犯罪などが起これば調査や討伐に向かうと言った警察組織のような事をやらされている。
それ以外にも有事の際の前線指揮や、グリゴリ戦の時のような危険な潜入任務も振られるので護衛していた時の方がマシだったのかもしれないと遠い目をしていた。
アレックス・ビル・タイラス
元ファティマの護衛その二。
ディラン同様に息の詰まる護衛任務から解放されたかと思いきや労働環境が過酷化したので、己に起こった運命を呪っている。
ただ、変わらずに給料は良いので、個人でラジオを購入して瓢箪山の番組を楽しみにしている熱心なリスナー。 オラトリアムに戻った時はなるべくお便りを送っている。
一回採用された時は凄まじく喜んでいた。
イフェアス・アル・ヴィング
改造種。 オラトリアムの重要区画などの警備責任者。
順調に成果を出して順調に出世している有能。 改造による身体能力強化もあるが、聖堂騎士時代の欠点である感情のコントロールが高いレベルで行えている事と技量の向上で着々と力を付けている。
指揮は勿論、戦闘も様々な武器を巧みに使いこなし、距離を選ばない。
人当たりも突き抜けてよい訳ではないが、悪くもないので部下からの受けも良かったりする。
評判はやり易い上司、使い易い部下と下からだけでなく上からの受けもいい。
リブリアム大陸ではローの護衛に始まり、センテゴリフンクスでの聖女との戦闘や、グリゴリ戦での小隊指揮等、様々な仕事を完璧にこなしているので評価はかなり高い。
現在は落ち着いているので、平和を噛み締めつつ趣味の乗馬に勤しんでいる。
エルジェー・ナジ・エーベト
ファティマの護衛その一。
筆頭護衛官という良さげな肩書を貰った。
仕事は真面目にこなしているので、ファティマからの受けはいい。 訓練所通いの成果が出ており、技量に関しては伸びを見せている。 そろそろチャクラを覚えようと訓練中だが、後から入って来た弘原海に先を越されたので若干ライバル心を抱いている。
ボグラールカ・ティサ・バーリント
ファティマの護衛その二。
エルジェー同様に仕事は真面目にやっているので、特に評判は悪くない。
訓練所での成果もしっかりと出ているが、ここ最近の戦闘――特にグリゴリとの戦いで防御力に不安が出て来たので魔導書で底上げするべきかと悩んでいる。
マリシュカ・ガライ・フニャディ
ファティマの護衛その三。
不真面目に見えるが仕事に手を抜かないので、他と同様評価は高い。
目端が利くので、連れていると割と便利というのがファティマの評価。
ダーザイン食堂の熱心な常連で、最近追加されたカレーに夢中。
そして近日、メニューに追加予定のオムカレーという魔性の料理のリリースを心待ちにしている。
マルスラン・ルイ・リュドヴィック
下っ端。 首途研究所の雑用係兼戦闘員。
未だに自分は出世頭になると信仰の域で固く信じている。 どこからそんな自信が湧いて来るのかが不明だが、とにかく自分はやればできると思い込んでいる。 実際やればできるが、性格が全てを台無しにしている事に本人は気付いていない。
戦闘面に関しては変に欲張らなければ割と堅実な結果を残せるが、やり過ぎて空回っている。
前回のグリゴリによる襲撃戦でヴェルテクスの救助に一役買ったとして、フライトユニットであるコン・エアーの改修を行って貰えそうなので大喜びしていた。 ユトナナリボでの戦闘には間に合わなかったので出番はなかったが。
ライリー
改造種。 普段は大森林での伐採作業に従事しているが、戦闘任務の方が好きなので呼び出されると喜んで参加する。 グリゴリ戦ではイフェアスの副官として地味ながらしっかり仕事をした。
ちゃんと上の言う事は聞くのでしっかり成果を上げている。
オフルマズド殲滅戦と同様に貰ったグリゴリ戦での褒賞金を部下に酒を振舞って一晩で溶かした。
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