第360話 「紹介Ⅴ」
その他
ハイディ
現在は主人公の肉体となっているロートフェルト本来の人格。
ある事件でリリネットと言う少女の肉体と主人公から名前を貰って今に至る。
現在は赤の冒険者。
当初は我流で剣と魔法を学び、そこらの騎士に毛が生えた程度の実力だったが、冒険者として様々な経験を経て徐々に頭角を現していく。
基本的に心優しく善良な人間だが、中途半端な甘さは害にしかならないと悟り、敵相手には割と容赦しなくなった。 一時、主人公と同行していたが王都で起こったある事件で離別。
事件直後は少し情緒不安定だったが、このままではいけないと立ち直り今に至る。
最初は主人公に依存する傾向にあったが、今では完全に自立しており、主人公が居なくても問題はない。
主人公に対しては自分の一側面と思っているので、その胸中は複雑。
別の存在となってしまった事で主人公に理想の自分像を重ねて接していたので主人公からは若干、嫌がられていたが、それも鳴りを潜め、今では再会して立派になった自分を見て貰いたいと思っている。
最近、妙な剣を拾って困惑しており、何故か体から離れないで更に困っている。
ホッファー・モスバー・ローシェット・アコサーン
アコサーン領領主。
堅実に仕事をこなし下手な冒険はしないタイプ。
その為、大きく傾く事はないが大きく飛躍する事も無い。
家族に関しても同様で、無難に良き父で良き夫だった。
娘が豹変するまでは。
おかしくなった娘が好き放題やった結果、領内は裏で怪しい者達が跋扈するようになる。
本来ならそこで手を打つべきだったが、娘を信じたかったので致命的に遅れてしまう。
最終的に領はほぼ乗っ取られてしまったが、主人公に娘の豹変の原因を排除され、平和が戻った。
だが、娘に憑いていた者に妻を殺され当の娘もとっくに死んでいたことを悟り消沈。
最近は隣領の領主代行とか言う怪しい女に提携という名の乗っ取りを受けているが、色々と疲れていたのでそれもいいかと諦めている。 このまま行けばお飾り領主になるが、生活は保障されているので受け入れつつある。
転生者。 甲虫人間。
元々、某大企業の法人向け営業職。 営業中交通事故死。
獣人国トルクルゥーサルブ国王。 王としての手腕はかなりの物で国民の支持は高い。
基本的に腕っぷしで解決する傾向にあるが、獣人の国がそう言う風潮であるので自然とそうなった。
話せば基本通じるので、取っつきやすい。
現在はディープ・ワン戦で崩壊した隣国ウズベアニモスの復興に従事しているが、死骸の処理が難しく苦戦中。
エティエン
ダークエルフの族長。
集落を取り仕切っていた。
ダークエルフはエルフとたもとを分かっており、独自に生活していたが主人公と関わった事でハイ・エルフの怒りを買い、集落に大打撃を受ける。 大体、主人公の所為。
現在はオラトリアム側から支援を受けて復興は完了、交易も盛んで復興前より潤っている。
ブロスダン
ハイ・エルフ。
元々、好奇心の強い子供だったが、それが災いして外部から現れた主人公を招き入れてしまう。
結果的にそれが里の滅びに繋がった。
里の崩壊後、生き残った同族を連れて森の奥深くへと逃げ、その途中に謎の声を聞いた。
リリネット・クリスチーナ・エルド・アコサーン
アコサーン領領主の娘。
本来は優しく大人しい性格だったが、暗殺者ギルド「魂の狩人」のリーダーに体を奪われて性格が豹変。
領内を牛耳って好き勝手やっていたが、ズーベルの依頼で主人公を始末しようとして失敗。
苦肉の策で体を入れ替えようとしたが失敗。 リリネットの肉体は本来のロートフェルトの物になる。
魂は主人公に捕食された。 死亡。
転生者。 ミミズ人間。
元々、中堅企業に勤めるサラリーマン。 交通事故死。
早々に妻を亡くして残った娘を大事にしていたが、残して転生してしまった事を悔やんでおり、何とか帰ろうと帰還の方法を探っていた。
優しい性格で、ゴブリンやエルフの子供を引き取って育てていた。
転生者を狙っていた様々な勢力に捕捉され追われていたが、引き取った子供達を逃がす為に激戦を繰り広げ戦死。 死体は残らなかったが、彼が生み出した配下と子供はその墓に定期的に訪れる。 死亡。
リクハルド
ハイ・エルフ。
エルフの里を治めていた王。
無能ではなかったが、基本的にお告げの言いなりだったので、有能とは言えない。
森で生きて行くには弱かったエルフを救う為、グリゴリと言う謎の存在と契約。
ハイ・エルフとして新生。
里の地盤を盤石な物としていたが、主人公という極大の災厄を招いてしまい結果的に全てを喪った。
グリゴリと関係を結ぶに当たって裏切った事により、アブドーラに殺害される。 死亡。
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