70 綾束流・砂糖ましまし恋愛物ヒーローの作り方
お知り合いの書き手様のエッセイで、小説の書き方についての話題が出ておりまして。
そういえば以前、別の書き手様の近況ノートで、小説の書き方をレシピっぽく書いてみると? というお題で遊んだな~、と探してみたら、当時の恋愛レシピが出てきました!
せっかくなのでこちらにも載せてみます~。
あくまで自分流なので、他の方のお役に立つかどうかとか、需要があるかどうかとか全くわからないのですけれども……(苦笑)
ちなみに、書いたのは約1年半前の2019年9月でして、当時の内容をそのまま載せています~。
~綾束流・砂糖ましまし恋愛物ヒーローの作り方~
①作者がこの子を幸せにしてあげたい! と思えるヒロインを用意します!(*´▽`*)
(え? そこから?)
②イケメンを用意します
(別にイケメンでなくてもいいですが、作者が書いていて楽しい外見がよいかと思います( *´艸`))
③二人の恋の障害を用意しましょう。
恋愛物はすれ違って、じれじれして、もだもだして、なかなか想いが遂げられなくてナンボです!( ゚Д゚)ノ
④イケメンにヒロインへの愛をだぱだぱとあふれるくらい注ぎましょう。
え? あふれすぎてこぼれた? それは錯覚です!
とにかく注ぎ込むのです!( ・`д・´)
⑤ヒロイン以外にも大切なものを用意しておきましょう。
ヒロインに溺れるのはかまいませんが、それだけでは駄目です。いい男はちゃんと自立して、義務を果たしていなくては!
⑥鋼の理性を装備させましょう。ヒロインにどれだけメロメロになっても、最後のところで耐えるのですっ!(鬼)
⑦隠し味として、ほんの少しの押しの強さも入れておきましょう。
途中、ヘタレだろうが、
最後の最後、決めるべきところで押せっ!( ゚Д゚)ノ
⑧作者の心にも「読者様をときめかせるぞ――っ!」という心意気をたっぷりと用意しておきましょう(これ大事)
⑨では、いよいよ対面です。
ヒロインとヒーローを出逢わせてみましょう。あ、とりあえず障害は作者権限でとっぱらっておきますね~。
……はい、なんだかも~、自然と砂糖だぱだぱの台詞を言いながら、行動を始めましたね?
はーい、今はそこまでですよ~。真価を発揮するのは、障害をちゃんとクリアした後でお願いしま~す(いそいそと障害を戻す)
⑩……え? ⑨がうまくいかない?
自作だと、自然と砂糖を吐き出すんですが……?
作者の仕事は、いかに雰囲気にあった文章で彩ってあげるかと、途中で邪魔を入れるくらいといいますか……(*ノωノ)
⑪そんな時は、別の方の作品を読むなりして、魔法の砂糖を作者の体内に補充しましょう!( *´艸`)
……って、こんな感じなんですけれど……。
あれ? おかしい……。
これって全然、レシピじゃない……っ!?Σ( ゚Д゚)
……以上ですっ!(笑)
2019年の9月頃というと……。
たぶん、「へたれ」のくだりは、
「いつか、あなたと手をつないで ~脱落令嬢と貧乏領主の前途多難な結婚生活~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887506513
のヒーロー・アドルから来ていて、
今は公募に出しているため非公開中の、「夫君殺しの女狐は今度こそ平穏無事に添い遂げたい ~再婚処女と取り憑かれ青年のあやかし婚姻譚~」の
鋼の理性のくだりはもちろん、現在も連載中の、
「呪われた龍にくちづけを 第三幕 ~急にせまられるなんて聞いてません!~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888587025
からですね!( *´艸`)
というか、読み直して、あれ? 私、一年半経った今も、この頃から全然変わっていないなぁ、と……(笑)
それってつまり、成長していないってこと!? という懸念もあるのですが……。
「銀狼は花の乙女に癒され、まどろむ ~身代わり侍女は冷酷皇帝の抱き枕~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354055006319022
が、完結ほやほやですけれども、①のヒロインはまんまトリンティアちゃんですし(コメント欄であんなにオカンが現れたのは初めてです……・笑)、陛下もほんと驚くべき理性で頑張って(?)ましたし……。
なんというか……。いつもながら、自分の好み全開で書いているのだなぁ、と妙にしみじみしたのでした(笑)
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