私はあのとき、死にたかった。

作者 栞屋こと

77

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★★★ Excellent!!!

生きていること自体が申し訳なくて、消えてしまいたいと思う気持ち。辛い体験ですが、それを乗り越えると、また違った観点から自分の人生を見つめ直すことができますよね。

生きている、ただそれだけでも本当に尊い。消えてしまわなくて、本当に良かった。

希望の見える終わり方が、とても良かったです。

★★★ Excellent!!!

 うつ病のことを細かな描写で描かれています。その痛々しさは、なった者にしか分からない辛さがあります。
 最後は希望を抱ける終わり方でなんだか救われる思いがしました。
 うつ病はこういうものだと、1人でも多くの方に理解してほしい。強く強く、そう思いました。そしてただ生きる。その尊さを噛みしめられたらいいのだと思わされました。
 

★★★ Excellent!!!

死にたかった。過去の自分と重なり、過去の恋人と重なり、そして今は何もないけど、生きてるそれだけでいいと改めて感じさせてくれる作品だと思いました。
辛い時の思いって、論理的思考がなくて、考えられなくて、衝動に走る時もあるんですよね。でも、生きてるだけ。それだけでいいんだと思えたら、今があるのだと感じました。横からすみません。

★★★ Excellent!!!

とても重い内容ですが、共に生きていてくれる人がいて、救われることって、たくさんあると思います。
 私は一度、死んだことがあります。集中治療室に2,3日(正確な日数を、忘れてしまいました)入って、奇跡的に助かりました。
 私は閻魔様に会いました。とても怖いんですよ。自分は身動きすらできない、何も話せない、でも閻魔様には、私の人生のすべてが伝わり、解っていることが、こちらにもわかるんです。自分の背後には、細い階段が小山の下にまで続き、閻魔様は小山の上にあるお社にいらっしゃるのですが、下には、全身に毛の生えていない、素っ裸の人間たちが、何万人(と私には思われました)も押し合いへし合いしているのです。修羅かもしれない、私は修羅に落とされるのかもしれないと怖くなりました。
 しかし、私は息を吹き返して、助けられたのです。私には、両親と兄だけがおりました。家族と、閻魔様のお恵みにより、私は第二の生を頂いたのだと、勝手に考えています。
 ここではお話しできないことも多々ありますが、この物語の二人が手を携えて、生きて行けることを、うれしく、また変かもしれませんが、とても誇らしく思います。
 どうか、投げ出さないで。まだまだあなたたちは遠くまで行けます。と、この物語の二人に伝えたいです。

★★★ Excellent!!!

たった4話に込められた、想い。

「何のために生きているのか」という問を聞くことがあります。
生きることを、時として終わりにしてしまいたくなる。想像のつかない苦しみに対して、かける言葉の無い自分の無力さを感じることもあります。

それでも…

私は、その問は逆なのではないかと思うのです。
私達は、何かをするために生きているのではない。生きていることに、意味がある。
理由など無く、ただ生きていてほしいのだと。

大事な人から向けられたその思いを受けとめてくれたことが、有り難いのです。

生きていてくれて、ありがとう。