我が愛しの化け物へ

作品タイトル

 我が愛しの化け物へ

キャッチ

 森深くの古城で、少年は人形のように作り物めいた少女と出会った。

作者

 砂原樹 様

ジャンル

 異世界ファンタジー

セルフレイティング

 残酷描写あり/暴力描写あり

紹介文

 魔女が住むと噂される古城で人形の如き姿の少女と少年は邂逅する


 森に迷い込んだ少年は廃墟の如き古城を見付けます。そこは魔女が住むと噂の古城でした。しかし少年は本気ではそれを信じていません。目の前にある城は人が住むようには見えないからです。朽ちて不気味な姿だから、魔女が住むと言われるようになった、そう考えても不思議ではありません。

 古城内を探索すると、ひとりの少女を見付けた少年。

 端正な横顔は無表情。陽光を受け輝く黒髪、華奢な体は動くことをしません。

 まるで人形のような少女に少年は声を掛けたのです。

 会話を交わすと名前はなく「魔女の所有物」と語る少女でした。

 境遇を知ることで少年の心境にも変化が訪れます。名もなき少女に名前を付け、古城に通うことに。

 信じていなかった魔女の存在。しかし少女と関わることで状況は一変します。

 己の心を偽りしかし愛に怯える少年。悲惨な過去を持ち心を閉ざした少女。

 ふたりの邂逅により物語は大きく動くのでした。


 こちらは当方の自主企画の改稿企画に参加頂いた作品です。

 異世界ファンタジーということで、あまり有効なアドバイスはできませんでしたが、まずは文章の見直しを図っています。一人称なのか三人称なのか定まっておらず、堅苦しい文言に相まって人物も馴染めずでした。視点も頻繁に動くこともあり、読み易く馴染み易い文章になるようにとアドバイスしています。

 今も改稿中ではありますが、ある程度完成しているので、こちらで紹介することにしています。

 物語序盤ではまだ硬さのある文章ですが、先へ進むと少年らしい語り口になり、馴染み易さも出たとは思います。

 全体的に重苦しい雰囲気を持つダークファンタジーとなっていて、読んでいて疲れてしまう部分もありましたが、元々居なかったキャラの追加で緩和しています。

 流行りのスタイルでは無いので、読者を呼び込むのは難しいですが、内容は悪くは無いのでダークファンタジーが好きな方は、読んでみるのも良いと思います。

 残酷描写や暴力描写はきつめです。苦手な方は避けた方が良いかもしれません。

 1話当たりの文字数は多いので、時間に余裕がある時読むのが良いでしょう。


 よろしければ以下リンク先よりお試しくださいませ。


 ☆26/フォロワー21人

 文字数:153,364文字(連載中)

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054887663025


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