ハチミツ色の絵の具に溺れたい
作品タイトル
ハチミツ色の絵の具に溺れたい
キャッチ
友だちがいない少女と半透明の少女の、不思議なふたり暮らし
作者
桃本もも 様
ジャンル
恋愛
セルフレイティング
なし
紹介文
大学合格発表のその日、一人の友人が事故に。しかし透ける姿で現れた
大学合格発表の日に待ち合わせをしていた主人公の少女。高校の美術部に所属するたったひとりの後輩であり、友人でもある少女と待ち合わせをしていました。時間も押し迫りひとり発表を見に行きますが、合格を知るもその場に共に喜びを分かち合う相手は居なかったのです。
事故の一報を聞いたのは後輩の母親からでした。
生死の境を彷徨う状況だと知り毎日のようにお見舞いに行きます。
大学の入学も迫り引っ越しをしますが、思い起こすのは唯一の友人である少女の事ばかり。
そんなある日、自宅へ帰るとベッドに座る一人の少女が居たのです。
互いに抱き締め合おうとして体がすり抜ける事に気付きます。
その日から半透明な少女との二人暮らしが始まったのでした。
現在と過去を交互に描いて物語が進みます。
ガールズラブ系ではありますが、精神的な繋がりを描いているために、誰が読んでも問題無くその世界観に浸れる可能性はあるでしょう。
優しさと愛情と儚さ、それらを織り交ぜた作品で、読み進めて行くとじんわりと心に響くと思います。
ひとつふたつ。
一話ごとに交互に描く事もあり話が途切れてしまいます。せっかく感情移入しても、過去に戻ってしまうので、その点で読み辛さを感じるのはマイナスでしょう。
このような手法が無いとは言いませんが、技量が追い付かないと深く入り込み難くなってしまいます。
もうひとつは、一人称で描かれていると思いますが、三人称のような客観視点が多く見られる事です。
視点のブレとも捉えられるので、視点を固定して、ブレを感じさせない描写にする必要があるかと思います。
気になったのはそのくらいで、他、内容に関してはよく出来ていると思います。
よろしければ以下リンク先よりお試しくださいませ。
★47/フォロワー31人
文字数:132,095文字(完結済)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922267590
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