自主企画から――読んで良かった作品紹介します

飴と傘

作品タイトル

　飴と傘

キャッチ

　飴は糧、傘は家

作者

　こざくら研究会　様

ジャンル

　現代ドラマ

セルフレイティング

　なし

紹介文

　気付き理解し手を差し伸べる事を必要とする人が居ます

　クラスに変人と呼ばれ嫌われる少女が居ます。

　いつも口をもごもご、体臭はきつく髪はぼさぼさ。教師の言葉にも反抗的と受け取れる態度で、怒られる事もしばしば。

　ある時、一人のクラスメイトの少年は、そんな少女と関わる事になりました。

　関わる事でみんなが抱く少女の姿に、疑問を持つ事になるのです。

　少しの好奇心を持った少年は少女を知りたいと行動します。

　徐々に相手の事を知るようになると、みんなが思う人となりとは違うと考えるように。

　そして少女の真実を知ったのは……。

　作品タイトルとキャッチコピーの意味は、読むと理解が及びます。

　但し、読まなければ何の話かも理解できません。

　読む前の事前情報がほぼ無い状態なので、これではいくら内容に優れようとも、読まれないだろうなと言うのが正直な感想です。

　勿体無いのひと言でしょう。

　内容に関しては変ではあれど芯の強そうな少女と、気付きを得た少年の僅かな期間を描いたものです。

　そして第１話目から理不尽だと言う印象を強く受けます。

　ですが、それが今を象徴しているなと。

　最後まで読み切ると社会がこれで良いとは思えなくなるかもしれません。

　その点で言えばこの作品はほぼノンフィクション、とも言えそうです。

　秀作と言えるでしょう。文字数も多くは無いので、是非一読してみる事をお薦めいたします。

　よろしければ以下リンク先よりお試しくださいませ。

　★23/フォロワー10人

　文字数：12,598文字（完結済）

　https://kakuyomu.jp/works/1177354054886079162