コラム ―― 空白改行
ラノベと言うかWeb小説では一般的な小説に見る事のない、独特な表現方法を用いる事が少なくありません。
そんな中でも書籍ならば紙の無駄遣いとなる、空白改行について少々思う所を。
話の内容が変わった、シーンが変化した、視点が変わったなどの理由から、通常空白改行が行なわれると紹介者は認識しています。
しかし、Web小説では一見無意味な大量の空白改行が、尋常ではない程に見受けられます。
時に一行記して数行程の空白、そして一行記してなど、Web媒体ならではとでも言えば良いのでしょうか。とにかくその様な表記が実に多いです。
更に1話の終了時にわざわざ数行から十行以上空ける。
若い読み手の方は普通に受け入れているかもしれません。
ですが、その無意味に大量投入される空白改行は、紹介者にとって無駄の極みと言えます。
一瞬で読む気を削がれその話の内容など頭に入ってきません。
今回臨時で立ち上げた企画にもその様な作品が散在していました。
内容は良いのですが、無駄に改行をする事でスクロールの回数ばかりが増し、読む事自体が面倒臭くなる訳です。
何某かの表現だとしても、本来小説は文字で表すべきもので、空白改行で表すのは邪道と考える紹介者にとって、その時点でその作品は評価の対象外になります。
出版社やプロの作家がその空白改行をどう考えるかは関係ありません。
無駄としか思えない空白改行を多用する作品は読んでいられないので、中身の良し悪し以前の問題として排除しています。
小説とは「文字」で以って「全て」を表す。それこそが文章の美学である。
そう考える紹介者は、描写を誤魔化すだけの空白改行の多用を認めません。
それでも、空白改行の多用は自分の作品そのものだ、と考えるのであればそのまま突き進んで下さい。
Web小説だから自由だ、と思うのも個人の自由です。
単に紹介者が認めないだけで、Web媒体であれば、それも表現と受け入れてくれるのでしょう。
ただ単に紹介者と縁が無かったのだと。
と言う事で個人的見解を述べてみました。
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