日曜

【朝】

昨夜の夜更かしのために目覚めはひどく悪い。時計はほとんど昼に近い時刻を示している。朝昼兼用の食事を済ませるともう1日は半分終わっている。


【昼】

家事などの雑事に取り組んでいるうちに時間は矢のごとく過ぎていく。読むはずだった本は書架に収まったままだし、足を運ぶはずだった店には結局行けない。もはや今日という日は終わったも同然だという気持があなたを圧し潰す。


【夕方】

部屋が薄暗くなる。夜があなたを訪れようとしている。何を始めるにも遅すぎる。


【夜】

眠りたくない。

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