第三章それぞれの仕事 第四話裏側

2019 8 6 19:30

熱海 林間学校 男湯

レギー

林間学校開始から三日、仲間達のおかげで加奈子と仲良くなり、林も前田もお互い好きな女の子が出来た。林は恥ずかしがっていたが、好きな女の子と話すのがうれしいようだ。

探検を終え、今は風呂でゆっくりしている。

男湯はとても広くて、たった四人だけだと、

とても大きく感じた。

「で。どうなんだ?加奈子とはうまくやっているか?」

蒼汰が聞いてきた。

「ああ、順調だよ。」

「どうする?やるなら、俺はサポートするぜ。」

「………そうだな。寝る前に実行するよ。」

「了解。時間は予定通りでいいか?」

「ああ、頼む。」

ここまで蒼汰達が協力してくれたんだ。俺が応えないとな。

「何だ?レギーは三日で告白か?羨ましいぜ。」

「そういうお前だって、佐夜子さんといい関係じゃあないか。」

佐夜子さんは他県から来た女の子で、ロングヘアの黒髪に、眼鏡、地味だが綺麗な服を着た大人しい系の女の子だ。前田の狙っている女の子でもある。

「ああ。あと二日もあれば、落とせるぜ。」

「どうやって仲良くなったんだ?大人しくて、話しにくそうだったのに。」

「そこは蒼汰のサポートがあったからな。うまくいったぜ。」

「そうなのか?蒼汰。」

「ああ、二日目の自由時間で、佐夜子図書室にいる所に、偶然という形で前田を登場させ、前田のスキルで仲良くなった訳だ。」

「蒼汰に佐夜子さんが毎回呼んでいる本の内容を教えてもらって、佐夜子さんにその本の事を話したら、ぐいぐい話すようになってな。俺も話している内に惹かれていったよ。」

前田の顔がニヤけている。

「佐夜子の何が良かったんだ?」

「………顔と笑顔だ。」

あ。恥ずかしがっている。意外だ。

「前田も順調だし、林も順調だぜ。」

蒼汰が林の方を見て、言った。

「そうなのか?」

「………うん。」

「林はな、元気いっぱいな良元とうまくやっているぜ。こいつの大人しい性格が気に入ったらしいぜ。前に聞いた。」

「蒼汰君!」

「アハハ。お前も好きだろ?良元の事。」

「う、うん。」

「良元って元気過ぎる奴で、皆を明るくさせている奴か?あいつのどこが気に入ったんだ?」

「………」

「林?なぜ黙る?」

「林?どうした?」

俺と前田が言う。

「林。男同士なんだ。正直になれ。」

「………顔と胸。」

「え?」

「あ?」

「な?別に恥ずかしがる必要はないだろ?」

「林。んな事で黙ったのか?別に話しても悪くは言わねぇよ。」

「そんな事を言ったら加奈子だってあるぞ。」

「お。いいねぇ。」

アハハハハハハ!

「レギー。今夜だろ?だったら、作戦を教えてやる。」

「ん?何だ?」

「んふふ。作戦というのはな………」






ゼロ レギー ミミ 加奈子

「続きは今度だ。」

「えぇ~?作戦というのは何なのですか?」

「アハハ。また今度な。待っとけ。」

「この後用事が?」

「ああ、ちょうどいい。お前達も来い。少し実験をする。」

「「「実験?」」」

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