第二章帝国主義 第一話 仕事の後の話

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ゼロ王国 アラスカ城 国王室

ゼロ

「ハアー、面倒くさい。終わらないもんかねぇー。」

俺の演説から一週間以上が経った。待っていたのは膨大な仕事と堅苦しいお話を貴族達に改めてやるという面倒くさい仕事だった。

俺も国王の仕事は大変だと聞いていたが、ここまで大変だとは思わなかった。まだ会社で事務作業をやってた方がマシだぞ。おかげで休みがあんまりなかったからな。仲間達とも最近会っていないし、あいつらは王国防衛の兵士などに変わったから、忙しいだろうし、

会う暇もないだろう。じゃなかったら俺が仕事している時に来るだろうし、配置を決めるのは佐山だから、効率良くやっているだろうが、俺はそのおかげでメイドや仕事関係の人しか会っていないし。

あーあ、退屈だなぁ。誰か来てくれないかなぁ。

すると、ドアのノックが聞こえた。

「誰だ?」

「メリーよ。ミミちゃんと一緒。」

おお。メリーとミミが来たか。

「ああ、入れ。」

「失礼します。」

「入るね~。」

と、黒のTシャツに青のズボンを着たメリーと、可愛い青がメインのメイド服を着たミミが入った。

「そこのソファーにかけろ。」

ミミはいいと言ったが、メリーが諭してなんとか座った。ミミ堅いなぁ。楽にしても大丈夫なのに。

「お茶🍵はそこのボトルから入れろ。コップは机の隣にある。」

ソファーの前の机には麦茶が入ったボトルがあり、コップは机の隣に置かれている。メリーがコップにお茶を入れ、ミミの分も入れ、机に置いた。ちなみに冷たい麦茶だぞ。六月になってから少し暑くなったからな。

「それで、どんな用で来たんだ?」

「いやー、報告も兼ねて顔を見たくてね。最近忙しいって聞いたから大丈夫かなって。」

「ようやく仕事が少なくなったからな。なんとか休みがあるぐらいだ。」

「ゼロ君、お疲れ様です。」

「ありがとう、ミミ。」

ああ、いつ見ても可愛いこの子。

「やっぱりミミちゃん連れて来て良かった。ボスはミミちゃんの笑顔で回復するからね。」

「メリーさん!何を言っているのですか!?」

ああ、やっぱり可愛い。

「それはともかく、報告とは?」

「ええ。全部隊の配置が完了したわ。これでこの国の防衛システムが整った。基地もこの国に建設され、私達の国が完成したよ、ボス。」

そうか。一つ目のの課題をクリアしたか。

「更に、弾薬や銃の製造に協力してくれる貴族達のおかげで、資金が豊富になったよ。」

「順調だな、メリー。」

「ええ、笑いが止まらないわ。」

俺の部隊は国内防衛と国外調査に分かれ、国内防衛は文字通りこの国の防衛を任務とし、治安活動や国の防衛をする。隊員は町の警備に努め、町の安全を確保する。その際、

銃の携帯が許可されるが、あくまで最小限の装備で行う。銃の盗難の可能性もあるが、俺が後で銃の盗難をしたら、罰金及び懲役を喰らわせるようにする。また、防衛部隊は第二部隊、第四部隊、第九部隊、第十三部隊、

第十五部隊が担当する。

国外調査は俺達がまだこの世界がどうなっているのかを把握していないため、国外の国や村などを調査する。その際、隊員は冒険者に登録して、クエストをこなすと同時に調査する。その際、重装備で、難易度やクエストの内容にもよるが、戦車や装甲車、ヘリなどの支援を受ける。また、隊員の中には魔力がある隊員が多くいる。その隊員はギルドの魔術師に魔法の訓練に励む。魔法と銃を両方扱えれば、作戦において楽になる。担当は防衛部隊以外の部隊だ。

「ちなみに、私達メイドも、拳銃の携帯が許可されて、護身用の武器が初めてできました。」

ミミ、そうなの?そういえば、テットがそんなことを言っていたような………

「そんな訳だ、ボス。すべては順調ですよ。」

そうか。なら安心だ。

「それとボス。もう一つ報告が。」

「何だ?」

「南の森でゾンビの集団を無人機で確認したわ。かなり遠いし近づいていないけど、脅威なのは間違いない。注意して。」

ゾンビの集団か。どのタイプのゾンビだろう?

「報告は以上よ。」

「そうか、ありがとうメリー。」

メリーは一礼した。しっかりしてるなぁ。

「ゼロ君、この後夜暇ですか?」

「?ああ、夕食後は暇だ。」

「よかったら、ゼロ君が観たい映画を一緒に見ませんか?私、映画というのを観たいです!」

ああ、前にそんなこと言ってたような。

「分かった。ジャンルはまた後で決めるか。」

「はい!」

ミミが天使のような笑顔を見せた。

ああ、本当可愛いな、チクショウ!

「おやー、夜二人で映画鑑賞か……フラグが立ったね~。」

メリー、ニヤニヤしてるんじゃあねぇー。

「ああ、どうぞご自由に。」

ニヤニヤを続けるな!恥ずかしいわ!

そんなこんなで雑談になった。仕事で忙しくて、雑談の機会がなかったから、メリーとミミで雑談するのは嬉しかった。それにミミと夜映画を観る。あ、何か嫌な予感がするから、今の内に理性を強化しとくか。

俺は楽しく雑談しながらそう思った。

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