第一章 異世界生活 第九話 スペース町

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???? とある野営地

森林の奥にある野営地である盗賊の集団が集まっていた。

「どうだ?だいぶ集まっただろ。」

「よくこんなに集めましたね。他の同業の奴らも来たんですか?」

ここには約120人近くの盗賊たちが集まり、武器の点検や作戦の確認をしていた。

「ああ、北の町の奴らも呼んだから、ざっと150になるな。」

「あの勇猛な盗賊たちも参加しているのですか?」

北の盗賊は軍が警備する行商人の集団でも襲う強者揃いの集団だ。よほどのことがない限り現れないはずだが、

「奴らに大金を積んだんだ。そしたら、快く参加してくれたよ。」

「誰が金を出したんですか?」

「あの武器商人だ。何でも金貨10枚も積んだって噂だ。」

「そんなに出したんですか?彼はよほどあいつらを消したいようですね。」

「あいつらがいると、仕事の邪魔だとか言ってたな。あいつらとは何かあったのかもしれない。だからこんなに俺たちを集めて、ペガサス王国に攻めさせたいんだろう。」

あの武器商人、奴らを知っているみたいだ。

後で奴らのことについていろいろ聞いてみよう。

「作戦結構まであと5日だ。それまで準備やら休んだりしとけよ。」

「分かった。じゃ、後で。」

「ああ、後でな。」

武器の点検がまだだった。さっさと準備しないと………




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ペガサス王国 上層客室

ゼロール 

戦闘訓練から5日が経った。他の部隊はペガサス王国の兵士に銃の教育を訓練場でやっていて、出払っていた。

俺は基地にいる佐山とペガサス王国のことについてまとめていた。

『ペガサス王国の国民はまだ我々のことを知らないようです。ただの客人だと思われているみたいです。』

「どうやって、我々のことを知らせるか、だな。」

『あと、この国はいろんな施設がある見たいです。マーケットも確認しました。』

「こっちもミミからいろいろ聞いた。どうやら獣人、エルフも住んでいるみたいだ。会ってみたいなぁ。」

マジで生のエルフ見てぇ。

『社長、それは後でやってください。それより、この国の軍関係者から聞いたのですが、どうやら盗賊たちに動きがあったらしいです。北の森で盗賊らしき集団と野営地をUAVで確認しました。』

やはりか。

「奴らは何か準備してた?」

『三日前、武器商人らしきスーツを着た男が盗賊たちに銃を渡したところを無人機で確認しました。それ以来、奴らは武器の準備を進めています。』

「そのスーツの男は?」

『銃を渡した後、ペガサス王国に行き、町のホテルで泊まっています。』

偵察目的か。

『恐らく。』

「今もそこか?」

『はい。』

やっこさんに会って話を聞くか。

「分かった。そこに行ってみる。奴がそこから出ないか見張ってくれ。」

『行くのですか?護衛もいるかもしれません。』

「俺がそんなに弱いと思うか?」

『いえ、』

「安心しろ。こっちも一人同行させる。そいつと一緒に行けば問題ないだろ?」

『………分かりました。そのホテルを見張っています。どうか気をつけて。』

「ああ、通信アウト。」

無線を切り、一息つく。

「聞いた通りだ。盗賊に武器を渡した奴と接触する。お前も加われ。」

「了解~。銃は持ってける?」

「一応銃の携帯は王国のお墨付きで許可されている。拳銃を持ってけ。その方が目立たなくていい。」

「オーケー!準備してくるね。」

そして、部屋を後にする。

彼女は第八部隊隊長のメリー。スパイ活動を主に生業としている。黒の探偵風の服に、黒のショートスカート、黒のハットを身につけ、情報を仕入れたりする。錬子とは姉妹で、姉である。前は、クールな性格で真面目に諜報活動していたが、ある時から明るく、ジョークを言うようになり、以来、軽口を言いながら、任務を遂行するようになった。

メリーはスパイ活動の賜物か一人でも集団を制圧する力があり、相棒としては充分すぎる程だ。錬子よりも強い。

さて、準備するか。

そうして、外出用の私服と護身用の拳銃二丁を装備して、外に出た。

門の前にはすでにメリーがいて、待っててくれた。メリーと合流して、門兵に貴族の一人からもらった外出許可証を見せて、城から出た。橋を越え、中央広場を抜けると、市場に入った。賑わいがあり、人通りが激しかった。テントで食べ物を作って、人に売っていて、おいしい匂いが辺りを包んでいた。

「賑やかだな。日本にもフリーマーケットという市場があって、あそこも賑わっていたなぁ。」

「私はフランスの町でたまに見かけるよ。いろんな物を売ってて、楽しかったなぁ。また行きたいよ。」

と雑談しながら目的のホテルに向かっていた。とはいえ、ここの市場も地球の市場とたいして変わっていない。違うとすれば、人間だけではない事だ。獣人、ドワーフ、エルフもたまに見かける。

「それにしても、こうして二人で歩いていると、なんだかカップルみたいだね(笑)」

突然どうした?

「いや、私たちって10代後半まで若返ったから、周りから若いカップルだって思われているみたいだよ。」

「え?確かに視線が多いが、だからといってそうとは限らないだろ。」

「一回自分の姿を鏡で見たら?いけてる男子の代表の顔をしているから。」

「その言葉、そのまま返してやる。」

メリーだって茶髪で、綺麗な髪型で、おしゃれしている癖に。

「どういう意味~?私がかわいいって思ってます~?アイドル並みに?」

「ああ、そうだ。断言してやる。お前はモデルでもいけるぐらいかわいい!」

「大声で言うなこのバカ!」

突然のストレートパンチ。腹に喰らった。

「痛っ!すごい痛いんですけど。」

「私を困らせた罰です。サービスでもう一回いっときますか?」

やめて下さい。さっきの一発がすごい響いています。これ以上喰らったら吐いちまう。

「分かればよろしい。あ、ゼロ、あれやらせて。」

アレ?ってオイ!

「お前なぜくっつく!?何するんだ!?」

「別にいいでしょう減るものじゃないから。」

くっつき過ぎだ。あと、胸!胸当たってるから!

結果、目的のホテルに着くまでにメリーとくっつきながら進んだ。恥ずかしったらありゃしない。

「着いたよ。ここみたいだね。」

目的のホテルは、木造で小規模なホテルだった。

「佐山、奴はまだ出ていないか?」

『はい。到着するまでに奴は外に出ていません。』

「了解。これより接触する。何か外で動きがあったら報告を。」

『分かりました。どうか気をつけてください。』

「ああ、通信アウト。」

佐山と話し、

「準備は?」

「いつでもオーケーですよ。」

メリーに声をかけ、ホテルの中に入った。



ホテルの中は外観と比べて綺麗だった。昔ながらの木造ホテルみたいに音楽をかけ、のどかな場所だった。

客は家族連れだったり、冒険者だったり、傭兵だったりといろんな人が座って話したりしていた。ターゲットはスーツを着たロシア人らしい。それっぽい人物を探してたら、すぐに見つけた。何せ4人用の客席に一人で座っているからすぐに気付いた。

錬子にサインで合図し、奴の席に近づいた。

「やあ、そこに座っていいか?」

ロシア人の男は、

「ああ、いいぞ。座ってくれ。」

そう言われて、俺たちはロシア人の男の前の席に座った。

「やあ、俺たちの素性は割れているだろう。名前を教えてくれないか?」

「………ロブスキーだ。」

「偽名?それとも本名?」

「本名だ。お前らのことは知っているぞ。ゼロフォース社の手先よ。」

やはり知っていたか。

「知っているとは。やはり広まるのは早いな。」

「私の情報網をなめるなよ。お前らの情報はすぐに入ってくるからな。」

「隣に座っている冒険者から、でしょ?」

錬子は言った。

「目配りしていたの気づいていたよ。私たちが来るのは想定内だったから余裕を持って待っていたんでしょ?」

「………さすがだな。諜報員あがりか?」

「そんなところよ。」

「なるほど、確かにプロの諜報員だ。目で分かるよ。」

そろそろ本題に入ろう。

「ロブスキーさん。あなたは武器商人ですね?」

「ああ、そうだ。」

「いつからここに?」

「一ヶ月前だ。」

結構前だな。

「今まで何してたの?」

「ひっそりと暮らしていた。」

「いつまで?」

「ずっとだ。」

ここで嘘つくか。

「誰かに武器を売っていなかったか?」

「いや、売っていなかったが。」

「無人機飛んでいるの知ってて言っているのか?」

ロブスキーは黙る。

「その様子だと知らないようだな。言わない方が良かったか?」

まあ、多分こいつは知ってて売ったんだろう。そんなに驚いていないし。

「………まさか、無人機が飛んでいるとは思わなかったぞ。」

「嘘つくな。知ってて見せびらかしたんだろ。大方調子乗ると町で戦争起こすぞって、だいたいそんな感じだろ?」

周りが静かになった。

「盗賊に武器を渡し、襲うよう指示したのはお前だろ?そんな顔しているからな。」

「さらに盗賊たちに私たちのことを教えて、消そうと企てた。当たり?」

ロブスキーは突然笑った。

「まさかここまで言い当てるとは思わなかったぞ。さすがだな。たが、」

周りにいた冒険者たちが席を立ち、俺たち二人を囲んだ。他の客は巻き込まれないように壁に下がった。

「お前らここで死ぬ。残念なことにな。」

はじめから殺す気で待っていたな。なら、

「メリー、頼めるか?」

「アイアイサー!」

錬子が席を立ち、冒険者の前に立った。

「あなたたち、冒険者ランクは?」

錬子が男たちに質問した。

「ロブスキーさん。こいつら、ここのことある程度知っているみたいですよ。話と違いますよ。」

「問題ない。お前らは強いだろ?」

「まあ、そうですね!」

「で、ランクは?」

「Cですよ。」

俺の知っている限りだと、確かランクCはそれなりに腕の立つ冒険者だったはず。

「なるほど。なら大人しく下がりなさい。」

ロブスキーの私兵が首をかしげる。

「は?お嬢さん。本気で言っているの?」

「ええ。本気だし、あなたたちは私より弱い。大人しくモンスターハンターしてなさい。」

冒険者たちは自分たちのことを馬鹿にされて怒っていた。

「ロブスキーさん。こいつ本気で殺っていいっすか?」

「構わん。やれ!」

そう指示された男は錬子の前に立ち、ファイティングポーズをとった。

「ねぇ、相手が構えて、殴りかかった場合どうする?」

「そんなもん知るか!!」

男がそう言って、錬子の顔にめがけて右ストレートを出した。

「答えは、」

男の腕をはじき、男の顔にチョップし、男の腕を持って、背負い投げをして、男を倒した。

「答えはカウンターをするべし。」

俺以外の人は全員驚いていた。冒険者をたった1秒近くで倒したのだから無理もない。

「どうしたの?まさかこれで終わりじゃないよね?威勢がいいのは口と体格だけなの?」

男たちは戸惑いながらも錬子に向かって走った。

数は10人。4人が前に向かって突撃し、他が横に回り込んだ。

「オラア!」

一人の冒険者の男がまた同じように右ストレートを出し、メリーはそれを避けて、首、腹に二発ずつ打ち込み、怯んだところに正拳を顔にぶつけた。盛大に倒れたところに、後ろに回り込んだ男が殴ろうとするが、錬子に後ろ蹴りを食らって怯み、後ろを向いたメリーに平手を右から受け、更にエルボーを食らって、倒れた。今度は前の二人がナイフを出し、前に出た。

「わあ!銃刀法違反!」

「すべこべ言っているんじゃねぇぞ!」

左の男から先にナイフを右左に切り付けた。

それを軽々と避け、もう一度右から切りつけようとしたところを男の腕を押さえて、顔に三発殴って、強烈なキックを出し、男を吹き飛ばした。その攻撃で攻撃を渋ったナイフを持った男にジャンプキックを食らわせ、顔面から落ちた。後ろから剣を持った男がメリーを一刀両断しようと前に踏み込んだ。メリーは近くにあった椅子を飛ばし、椅子を斬らせてたところに飛び蹴りを食らわせ、壁まで吹き飛ばした。

他の男達はメリーを恐れて、一歩ずつ下がった。

「どうしたの?もう終わり?」

メリーが男達を挑発する。男達はどうやらこれ以上戦わないらしい。

「ふーん。ま、戦わないなら大人しくしていな。」

男達はそのまま立ち去った。

「あんなのが冒険者C?Eかと思うくらい弱かったわ。冒険者リセットした方がいいよ。」

メリーはそう不満なこぼし、席に座った。

「クソ!」

と言って銃を出そうとするが、その時にはすでに俺のデザートがロブスキーの額に当たっていた。

「だめだよー。大人しく負けを認めないと。」

そして、メリーもP99ピストルをロブスキーに向けていた。

「腕の立つ冒険者がやられて怒る気持ちは分かるけど、負けは負けだよ。」

「………!クソ!俺をどうする気だ!?」

「どうもしないさ。ただ、奴らの本拠地の場所と目的を聞こうじゃないか。」

「………それは、」

バン!

ロブスキーの頭に命中し、そのまま倒れた。

おっと。誰だ?

撃ったのは家族連れの父親だった。

「実は普通の父親が盗賊の仲間だった。これ映画に出せるよ。」

メリーがそう言ってその父親に銃を向けた。

「なぜ撃ったの?」

「この男はすぐに喋るからな。お前らもここで死ね!」

そう言って撃とうしたした瞬間、

バンバンバン!

父親の頭が半分なくなり、血を撒き散らしながら倒れた。

「やった!私天才!」

そう言って、入り口から入って来たのは、

「誰?あんた?」

赤のTシャツに青のホットパンツ、腰のガンベルトを身につけた朱色の髪の少女だった。

手には俺と同じデザートイーグルを両手に二丁構えていた。

「ボス~。まさかこの私を忘れちゃった?

あんたもヤり過ぎで記憶から私がなくなっているのかい?」

思い出した。第十部隊のヴェイルだ。下ネタと軽口をたたくガンマンだ。でもあいつ確か男だったはず。

「私はこの世界に飛ばされた時に姿がすっかり変わってしまった。ヤる側からヤられる側に。」

「その口調、やっぱりヴェイルだね。どうしてここに?」

「理由は簡単!この世界のかわいい女の子を見つけるために偶然ここに足を運んだんだ。そんな時、店からドンパチやってるみたいで楽しそうだったから入ろうしたら、男が銃を撃とうしているところを見ちまって。」

それで撃ったわけか。

「あなた………嘘でしょ………?何で?」

家族連れの母親が死んだ父親に座って、泣いていた。子供達も呆然としていた。他の客も。

「え?イマイチ状況が読めないだけど、もしかして撃っちゃあまずかった?」

ヴェイルが言った。

「心配ないよ。その男はこっちに向けて撃とうしていたからな。」

すると、外から兵士が来た。

「何があったんだ?誰か報告を!」

「盗賊の武器商人と交戦し、二人死人が出た。気絶している冒険者もいる。処理を頼む。」

「あんたらは?」

「外から来た傭兵、と言えば分かるか?」

兵士は理解して、

「これは失礼。分かりました。あとは我々にお任せ下さい。」

俺たちはホテルの外に出た。

途中で扉に三つの穴が空いているのを見た。。

相変わらずの腕前だ。ヴェイルは壁でも相手を撃ち殺すことが出来る。あいつにとってはお遊びにしか過ぎないだろう。

「ヴェイル。あんた、何でそんな姿になっているの?モデルでもかなりいけるくらいかわいいじゃん。」

錬子はヴェイルに質問した。

「ここに飛ばせれからずっとこの姿のままだよ。その間は自分の体で楽しんだなぁ。」

「あー…聞かなきゃ良かった。」

俺もそう思う。…ってあ、忘れてた。

そして佐山に報告した。

『了解しました。あとは私たちが捜査します。それまで待機してください。』

「了解。通信アウト。」

無線を切った。

「ボス、私は一旦城に戻ります。」

「私も城に戻って、可愛い子探しますよー。」

メリーとヴェイルが戻ると言った。

「分かった。俺はもう少し町を歩く。何かあったら報告を。」

二人と別れ、俺はホテルの西側の道に進んだ。銃撃が起こったのに、町は変わらずに賑わっていた。この町もそんなに治安がいいって訳ではないってことか。兵士たちもたまに巡回しているぐらいだし、スリの瞬間を何度も目撃しているし。

そんなこんなで店を見ていると、気になる店を見つけた。武器屋の店らしい。

へぇ、ゲームみたいな武器屋、本当にあったんだ。入ってみよ。

その武器屋に俺は入っていった。

中には剣や盾、防具などがいろんなところに並んであった。奥にはガタイのいい40代ぐらいの男が立っていた。

「いらっしゃい!何が欲しいんだ?」

「えーと…」

とはいえ入ったのはいいけど、何を買っていこう?

「お客さん、初めてかい?」

「ああ、そうなんだ。とりあえずいいナイフはないか?」

「ああ、待ってろ。確かこの辺に………」

そう言って男は下の棚からいろんなナイフを出した。

「これで全部だ。何がいい?」

出されたナイフは5丁、ポケットナイフみたいに小さいナイフ、燕のあるナイフ、刃が少し長いナイフ、サバイバルナイフみたいにカッコイイナイフ、大型のナイフの5つだった。

うーん。どれもいいのなんだが、サバイバルナイフみたいのと、ポケットナイフみたいのを買おう。

「その二つかい?分かった。二つで銀貨50枚だ。」

銀貨50枚か。まあ、払えるからいいけど。

男に銀貨50枚を渡し、二つのナイフを買った。

「ありがとよ。しかしお客さん見ない顔だな。どこから来た?」

「知らないのか?見たことのない乗り物に乗ってた奴の一人だよ。」

男は驚いた。

「本当か?マジかよ!これはとんでもないお客さんが来たな。あんたは傭兵か?」

「まあ、そんなとこ。王国側から信頼を得て、今はこの町を散歩中だ。」

「そうか。なんにせよ、あんたは初めての異世界人の客だ。歓迎するよ。」

「ありがと。それにしてもこの町は毎回スリがあるのか?何で捕まえない?」

「捕まえてもあまり罰しないからさ。王国側も今忙しくてこっちに手を回せないからな。」

なるほど、それで犯罪し放題な状態か。

「あーあ、誰かこんな状況を何とかしてくれる奴はいないかな?」

なら、奴らに代わってやってやろうじゃないか。

「いると、言ったら。」

「あ?」

「この状況を何とかしてくれる奴がいると言ったら?

「あんたが?無理だ。奴らは数が多いぞ。やるだけ無駄だ。」

「俺はこう見えて傭兵のリーダーなんで奴らなんかすぐに捕まえてやる。本当だぞ?」

「あんたがあの傭兵のリーダーか?冗談なら程々にしておけ。」

「冗談に見えるか?俺は本気だぜ。」

男は本気が伝わったのか、

「………分かったよ。たが、奴らはチームで犯罪をやっている。一人一人捕まえてもきりがないぞ。」

「この近くに奴らの本拠地は?」

「………南のでかい建物に奴らの本拠地があるが………まさか直接攻める気か!?」

いい勘しているなぁ、オッサン。

「やめておけ。奴らの本拠地の守りは堅い。軍の奴らだってビビるぐらいだ。武器を持っているぞ。」

「分かっている。明日になれば、奴らの本拠地はなくなっているぞ。楽しみにしときな。」

そして外に出ようとした時、

「待て!あんたの名前は?」

覚えておきな、オッサン。

「俺の名はゼロ。頼れる仲間のリーダーだ。覚えておけ。」

そうカッコよく言って、武器屋を後にした。

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