第一章 異世界生活 第六話 ペガサス王国

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ペガサス王国 南門前


ゴブリン排除から20分後、ジョスの言うペガサス王国の門まで着いた。門の左右は10メートルぐらいの壁で囲んでいた。門の左右に兵士が待機していた。壁の上にも兵士がいた。手には弓を持っていて、いつでも矢を放つことができるようにしていた。

隊員たちから心配の無線が入ってきたが、ジョスが門の兵士に事情を伝えて、通すよう言った。彼はすぐに理解して壁の上の兵士に大声で事情を伝えて、弓を下ろした。

ここからは歩きになるだろうな。

そう察した俺は仲間にドライバーとガンナー以外は車両から降りて、歩くよう命じた。

指示された隊員たちは武器を持って降りて、車両の横に並んで待機した。

しばらくして、門の扉が開き、橋が降りた。

昔のヨーロッパの城壁みたいだ。俺は素直にそう思った。

ジョスたちが馬で歩いていき、俺たちも続いた。門をくぐると、町の道に入った。左右に家があり、窓からここの国民らしき住民が、

俺たちを興味深そうに見ていた。

他の仲間も窓から見下ろす住民を見ていた。

表情から見るに、俺たちがどんな奴らなのか観察しているように感じた。というよりそれよりも俺たちの持っている武器や装甲車に目を向けている。

どんな兵器なのか。どんな攻撃をするのか。その事に目を向けていた。

俺たちの武器や兵器が意外にも好印象を与えた。最初から石を投げられる事はなさそうだ。俺はその事に安堵していた。

通りを抜け、中央広場に来ると、前に城🏰が見えてきた。白の壁に青の屋根、周りは壁で囲まれて、門にかかる橋🌉の下は綺麗な川だった。まるでシンデレラの城🏰みたいだ。全員がそう思った。

中央広場の橋の前で馬が止まり、騎兵たちが馬から降りた。ジョスがこっちに来た。

「ここから先はその乗り物ではいけない。ここで停めて待機してくれ。」

そう言われた俺は、

「分かった、ジョス。8、9以外の第10部隊までの隊長、副隊長だけ来い。他は車両を横に並べて、待機してくれ。指揮権はシャーディスに移す。彼の指示に従ってくれ。MOVE!!」

隊員たちはすぐに行動した。車両を橋の前の横にハンヴィーやトラックを横に一列に並べて、装甲車は、中央広場の他の道の近くに停めた。隊員たちは広く展開して、警戒しながらも中央広場で話し始めた。

それを見送った俺は呼んだ隊員たちが全員いる事を確認して、ジョスたちのところに集まった。

「来たか。この国の王、アルタイル国王がお前たちを呼んでいる。また俺に付いて来てくれ。」

ジョスたちは橋に向かって歩き、俺たちもそれに続いた。

橋は純白で、綺麗だった。おとぎ話に出てくる橋みたいだった。

綺麗だな。この橋だけでいくらかかっているのだろう。

橋を越え、城🏰の門まで来た。門兵が門を押し、扉を開けた。前に進むと、巨大な庭が待っていた。花の道に、噴水⛲、大きな木などがきれいに揃っていた。隊長たちは素晴らしそうに見ていた。なかなか間近で見るのことはないからカメラで撮ったり、目に焼き付けたりした。

「はじめてか?こんなにきれいで大きい城🏰を見るのは?」

ジョスが聞いてきた。

「ええ。こんなにきれいな城を見るのも入るはじめてで、素晴らしい城なのね。」

優子が答えた。

「ハハハ。確かにこの世界できれいで大きい城はここぐらいだからな。」

ジョスが上機嫌だった。自分が仕えている国の城を褒めたからだろう。

「私の国にも城はありますが、ここまで大きい城は初めて見ます。」

フランス出身のドクがそう言った。

「そうか。お前の国の城も見てみたいものだ。」

「この国が揉めているとは思えないな。」

アーニャが質問した。

「内乱もあったのだろう?」

「……なぜそう思った?」

「民間人を見ればすぐに分かった。食料が足りていなくて、痩せている奴がちらほらいたぞ。財政は厳しいようだな。」

「………!?…さすがだな。町の様子だけですぐ見抜くとは。」

アーニャは勘がよく、少ない情報でも一瞬で閃いたり、見抜いたりした。社内で一番のキレ者だ。

「当たりのようだな。国の問題と関係あるのか?」

「それについては後でアルタイル国王がお答えになる。」

「分かった。奴に直接聞くとしよう。」

そう言って、アーニャは黙った。

「クラン。あんたはどう思う?」

錬子がクランに言った。

「恐らく国の内も外にも問題があるのだろう。だから奴も最初はピリピリしていた。断っていたら、今頃どうなっていたか。」

国も自分たちだけでは人手が足りない。俺たちが協力すれば、財政などが良くなっていると考えたのだろう。

「お兄ちゃん。王の話を受け入れると、面倒事が増えるよ。基地にも一応連絡したけど、その後どうなるかはお兄ちゃん次第だよ。」

零が忠告してきた。

「分かっている。王の話を聞いてから判断するが、こちらが不利にならないようにはする。そこだけ安心してくれ。」

零はかわいい笑顔で、

「うん。分かった!お兄ちゃん!」

と言った。

この国がどんな問題を抱えているかは知らないが、元の世界に戻るためだ。どっちも納得のいく結果にしよう。

俺はそう決意した。


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