第132話生徒会選挙
ゆうは、密かに恐れていた。
ゆうに生徒会長にさせる事を目標にしている女子達がいる事に。
ゆうは、とにかく目立ちたくない。
ゆうの自室にてー。
「ねぇねぇ、ゆう君、生徒会長に興味ある?」
渚が聞いてきた。
「ない!皆無だ!」
「ふーん、そうなんだ。」
未来が、渚と同じ事を聞いてきた。
「ない!皆無だ!」
渚と未来は、人気者だ。そのファンがゆうに票を入れる可能性がある。
それだけは阻止せねば。
そこで、ゆうは、考えた。新聞部に最低な人間だと思わせるようにあるゴシップを投函した。
これで俺が選ばれる事は皆無だ!
ゴシップは、全校生徒に号外として配られた。
しかし、ゆうは、生徒会長に選ばれた。
ゴシップの内容は
【男、ゆうは、渚と未来という美少女2人を二股にかけている最低男!】
となっている。
ゆうの自室にてー。
「ゆう君、誰も信じないよ。あんなゴシップ。」
渚が呆れたように言った。
未来も「逆にゴシップ出たから選ばれた可能性があるよね。」
と言った。
作戦が、裏目に出たゆうは生徒会長として雑務をこなす日々に追われるようになった‥。
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