第131話スカートの丈

前から思っていた。

渚と未来のスカートの丈が短い!


「そう?」 


渚と未来は、ゆうの部屋のベッドの上でテレビを観ている。


「そうだよ。」


ゆうは、父親のように娘達を諭していた。


「ゆう君ムラムラしてるの?」


「渚!俺はムラムラしていない!俺はイライラしてるんだ!」


「何で?」


毎日、学校で渚と未来をパパラッチしている人間をゆうは見つけたのだ。


「いーじゃん。わたし達は芸能人なんだし。」


それもそっか。


学校にてー。


「今日も取り撮り放題だぜ。」


「1枚買うよ。」


「毎度!ってお前、木村ゆう!」


「お前の名前は?」


「立花謙二‥‥。」


困ったな、ギラギラのオタクじゃん。


健は、謙二を家に誘った。


「ギラギラ盗撮魔だ。」


「あ!」


ゆうの部屋には渚と未来がいた。


「撮れば?写真。」


ゆうは、謙二に言った。


「盗撮じゃないとダメなんだ。」


謙二は、頭を抱え込んでしまった。



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