第118話猛勉強

ゆうは、自宅の自室の机の上で勉強していた。


相変わらず渚と未来はゆうのベッドの上で仲良く寝転がってテレビを見ている。


「おい!のんびりコンビ!気が散る!」


ゆうは、ピリピリしてる。


「ゆう君、大学受験なんて一週間前から勉強するもんだよ。」


渚がゆうに言った。


「そっか‥‥ってそれはお前の場合だろ?」


ゆうは、抗議した。


「ゆう、ピリピリしないでテレビ見なよ。」


未来がそう眠たそうに言った。


「良いよな天才は。俺は努力家秀才だよ。」


「ゆう君は、勉強も努力もしてないから秀才ではないよ。」


渚の鋭いツッコミに確かにとゆうは思った。


「ゆうは、数学が壊滅的だから国公立は無理だね。」


勝手に、未来はゆうの模試の結果が記載されて紙を見ている。


「文系で一流私立大学目指すしかないね。」


渚がため息まじりで言った。


「親孝行出来ねー情けない。」


ゆうは、項垂れた。


「誰も、ゆう君には期待してないから大丈夫。」


渚がゆうの背中を擦って言った。


「ありがとうって慰めになってねーよ!」


1時間後ー。


ゆうは、渚と未来と一緒にテレビを見てゲラゲラ笑っていた。


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