第107話バイト

ゆうは、暇をもて余していたので近所の本屋に行った。


そこでバイト募集中の張り紙が書かれていた。


小さな本屋で今にも潰れそうな店だった。


店に入るとレジには誰もいなかった。


奥に行くとそこには包丁を持った男が店主らしき人を脅している光景が広がった。


「あの‥。お取り込み中すみません。バイトしたいんですけど。」


とゆうは、すっとんきょうな事を言った。


「後、警察にさっき電話しました。」


包丁を持った男は焦ってゆうの横をすり抜けて行ったと思ったが何故か倒れた。


ゆうは、冷静に男から包丁を取り上げて捕まえた。


「あの、本屋さん!警察に電話してください。」


数時間後、男はパトカーで連れられて行った。


「あのさ、木村ゆうだよね?こないだ大賞取った。」


店主の感心はそっちか、バイトは無理だなとゆうは帰ろうとした時に店主に止められてバイトOKと言われた。


「潰れそうな店だろ?」


店主の黒田蜂米が店の奥の畳の部屋で言った。


「そうですね。」


「君、正直者だね。」


では、何で店が襲われたかというと資産家でビルをいくつか所有しているらしい。


「この本屋は、わたしの趣味だよ。」


「じゃあ、帰ります。」 


「明日から頼むよ!バイト君。」


という流れでゆうはバイトする事になった。


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