学校の近くに公園がある。　

そこで、ゆうは、練習をサボって草むらの中で寝転がっていた。

やべーな、卓球がつまらない。

明日、試合なのだ。

全国へのチケットを手に入れる試合。

自分でも自然に今の気持ちが分からない。

「どうしたの？」　　　

渚か‥‥。

「やる気が出なくてな。」

「明日の試合応援に行くから。」　　

「あたりめーだろ？お前も試合じゃねーか。」

「‥‥。」

ん？

立ち去る足音だけが聞こえた。

「ん？」

そうか今のは渚じゃないな。

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