第69話恋と愛情の間

「ゆう君!ゆう君!ゆう君!」


はっ!夢か‥。


隣にはチイが眠っている。


ゆうが、チイと付き合い始めて一週間、渚は部屋に来なくなった。


代わりにチイが毎日来るようになった。


ゆうの中で渚といつか一回は離れてみたいという願望が浮かび上がって来た。


そう思ってた矢先にチイが現れた。


チイは、美人で奥ゆかしい子だった。


歴史好きで大学は史学科を志望している。


ゆうも、歴史好きなので話が合った。


チイを見ていると言葉では言い現せないエロい気持ちになる。


細長い白い足。


膨らんだ胸。


可愛い大きな瞳。


これだけの要素だけでエッチな事をしたくなる。


理性が、飛ぶのも時間の問題である。


チイが、全てを受け止めてくれるかは分からない。


チイは、一週間過ぎても、何もしてこないゆうに少し不安を感じていた。


わたし、そんなに魅力無いかな‥と。


でも、木村ゆうの側にいられるだけで頬がにやけてくる。 


しかも、初恋にして初カノになれて幸せだった。


チイは、京極財閥の養女だった。


厳しくも優しく育てられた。


男の子と話す事は両親に止められていたがたまたま全国中学生卓球大会でゆうを義父が見てあの男とならチイを預けても良いと言ったのだ。


それからチイはゆうの隠れファンになった。


そうか‥好きになったのもわたしだからわたしから誘うべき?


義母から性の学習は受けていた。


チイは、恥ずかしいが嫌いではないなと感じた。



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