第41話井口智也
「渚と、誠は、目立つから部室で待機。」
ゆうが仕切り始めた。
「えー!わたしも見たい!」
「俺も!」
ダメだという顔をゆうはした。
「舞行くぞ!」
部室から出て二人は二年生のクラスに向かった。
そして、井口智也を見つけた。
クラスの中心的メンバーのようだ。
背も高く痩せている。
舞は、顔を伏せている。
「おい!智也、告白した女から返事はもらったのかよ?」
一人の男子生徒が智也に聞いた。
「それをゆうな!俺の完全な片想いなんだからさ。」
智也は赤い顔をして答えた。
なるほどとゆうは呟いて、二人は部室に戻った。
「どうだった?」
渚と誠は聞いてきた。
「舞、感想は?」
ゆうが、舞に話しを振った。
舞は、もじもじして何も答えない。
「まあ、渚も誠も見て来ると良い。」
とだけ言って寝袋に入ってしまった。
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