第27話勉強スタート

大広間で勉強する事になった。


舞は、お茶を取りに行った。


「おい!勉強してる場合かよ?極道だぞ!極道!」


「ゆう君、偏見は良くないよ。」


「そうやで、人間心意気やで。」


ダメだ‥コイツらに常識は通じない。


「お茶持って来たよ。最近、寒くなったよね?」


舞は、膝をついてみんなにお茶を渡した。


「ありがとう!」


「サンキュー!」


ゆうにもお茶菓子とお茶を舞は出した。


「あ、あ、ありがとう。」


舞の笑顔が逆に怖い。


一生この屋敷から出れないかもしれない。


遺書を残して置くべきだった。


ふと、舞は処女か?非処女か?ゆうは考えてしまった。


「ゆう君、舞に勉強教えてもらうんでしょう?」


うるせーよ!バカ女、渚!今は勉強どころじゃねーよ!


「木村君、集中出来ない?」


舞は、心配そうに聞いた。


「ちょっと腹が痛い。」


「トイレは、何個もあるから自由に使っあて。」


ゆうは、立ち上がってトイレに屋敷の中のトイレを探した。


このまま逃げたいが渚と誠が心配だ。


トイレは、竹、梅、松と書かれている。


せっかくなので松を選んだ。


完璧なトイレだったチリや滴すら無い最新のトイレだった。


ゆうは、今まで生きてきた中で一番のトイレだと思った。





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