あたたかい

無意味な人生を肯定するためにあと何度笑えばいいのだろう。陽だまりのなかでも指さきはつめたく、うまくつかむことができません。のどはかわいていますが、みんなが美味しいと飲んでいるものが吐き気がするほど甘くてしかたないのです。

あたたかいですね、でも私はずっとつめたい。つめたいのです。まぶしくて本当になにも見えないなら、きっとそれが幸福なのでしょう。私の絶望が理解されないように、あなたの絶望を理解できない私を、どうか、ゆるして、ください。

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