第62話 ジェリマニウム

 記憶は、一体、なにをいうんだろうか?つまり寓意性がいらない。物語とすることが。

 

 矛先が。

「一飯は、返さないんですか?」

 大幅に自分自身の気心を変えた。変わるのは、心だけ。

「一飯は……」

 こちらを見てない。義理の次元。明らかに空気凝集の後、動き。

 いや速度にこそ見るが、集塵しているのか?

「基礎。。。」

 道義。心因も適切か分からない。

 一方……。

「七輪で全部焼くから」

「また、馬鹿馬鹿しいことを」

「目論見です。パクリパクリいわれる」

「……怖いんだろ」

「諄いっす。ボス」

「流鏑馬」

「あの……やぶさめ、ヤブサメ」

「感情だろ……誰だっけ」

「日暮です。日暮 公夫」

「ヤブサメ」

「……マニアック……すね」

 ――農園跡地

「まだかかるな、、、」

 きょうは、農園に行かず、料理。胡麻を擦る。

「遠心」

 移動、口頭にしろ、取りに行くかがわからない。

 数十分後、「把握できましたか?」

 かえって判らない。でき得たかできたか。

 擦っていただけで、胡麻のクオリティーは落ちない。

「あっ、込み入ってましたね」

 あぁ、そうですよ、なら散策になにか?

「人知」

 では、ある。

「胡麻粒の一つ一つ、大袈裟でしたかね?」

 「この凝集空間で」

「ボス、ありました」

「勝野屋?」

「箸貰った?」

「ひぃ、ふぅ、み」

「わかるだろ」

「勝野屋、不味いな」

「食べてから、、、」

「いただきます」

 跡地……。

「相殺?」

 続け、「いや怠った反動か?……」

「私の動きは、見えてると」

 もう一度といわれる。

「胡麻を観察して下さい」

 まま、観察。律儀……。

「反応、反応」

「復活ですからね……」

「従うかもしれませんし」

「安心しろ」

「妙です」

「どっちにしても反応。正確に」

「まぁ、間違いないからな」

 山田ら……。

「では、これ」

 どこから出したのか?赤味がかり。

「どうぞ」

 間に合わない。内臓が痛い。思い出が溢れ出すかの。

「全般」

 石にこそ意味を見る。まだ痛い……が。

「動けますか?あぁ」

 こっちに立って、自分は別方向へ。

「はい」

 調石であるが。

「見えてない……石であることに違いはありません」

 うるさい。一飯を述べ、途端。

「我が物とするほどに遠く」

「あー、頭垂れるんだろ」

「……」

「……」

「わからんす」

「そっ、そうだよな!」

「ボケぇ、まっ、身嗜みを整えていいのは俺だけってことだ」

「身嗜みこそ」

「こいつら。。。いかに珍奇かわかってるのか?」

 むしろ繋ぐ。殊更、それをいいたいわけでなく。

「感慨でしょう?」

 差がない。

「もうちょっと」

 石が。

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