第59話 ウリウの能力

 農園内……。

 記憶力によるとは思えない。一応、坊さんに聞く。

「実体と霊媒をですね」

 つまり体とその側面の霊媒(速記、付記)を分け……るいや分けてしまうと……。

 とにかく、農園でなにをするかである。

「掘りましょう」

 掘るらしい。まぁ、手伝うことにして。

 

「やっ掘りましょう」

 速く掘ったとしても……真理だろう(個人)。

 山田たち。

「なら、木刀」

「早い話、ウリウに気に入られればいいじゃないすか?」

「しかし、復活とは大逸れた」

「ねぇ?」

「おーい、復活ってよ」

「俺の体面は。。。」

「山田さん……いつ復活するんですか?」

「早ければ、来週」

 山田ともう一人の男。

 農園。

 木片がでてきた。尚も掘り進める気である。

 掘る意味があるのだろうか?農園……。

 どちらにしてもストッパーがある。霊的体験によりけり。

 こういったストッパーの境、山田らは画策してると思うと。

「なんか凄まじく見てるんですが」

 語彙がある。まったくの獣といってもいい血相が違いすぎる。真人間かとも……。

 だがしかし、孤独。

「ええっとここ掘ったからもうこれ以上掘れないとして……」

 いつも殺伐としていたいんだがね。

 ――古

「理知に」

「己が身に刻み付け、屈せ、貴殿とて変わらん」

「理知に……なにが?」

「餓鬼、亡者、罪人、一つとて士の意あらず」

「……」

「達観こそすれ、人を食らう様を見たことあるのか?」

「あらたまるな」

「いや人が人を」

「馬鹿者が。ならなんでそう生きんと断じん」

「好色がこの」

「風強くないっすか?」

「聞け、によって」

「まるで子供だ」

「……いまならまだ許すぞ」

 ――農園

 掘ったと打診。

「手伝ってもらえませんか?」

 山田ら、「食らえ、効力があるとすれば俺を食うな」

「悪人が簡単に……食人の?」

「いとわん」

 完全無比であろう二元から逸脱し。

 ネガキャンにより自律性を保つ。

 植民地に変わりはない。

「この時世、悪は、悪の権化、諸悪は諸悪の権化、温くてしょうがない」

 

「神様。。。覚悟。。。」

「なにが美なのだ」

「聞こえますって」

「尚のこと」

 連鎖のそれは威嚇をいわず、よく熟し競り食う所作に等しい……。

「食らうが為に」

「具体的に」

 どんな人間にも非があることを踏まえ。

「運転手ほど目が合いますな」

 結局、謙り延々、掘る。批判とプルーストやらで、境遇は出せるが、超能に欠く。、地力である。

 差延あれど、しかし、差延をそのままにというのは……。

 批判?

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