第41話 性なる差
「ものすごい差ですから、空間が歪んでしまう。数回……一回しかやりませんからよく」
身の保証では……ないん……だろう。
「制御できない、なんだこれは?そんな、剥製が命を持つわけがない」
範疇にあらずか上昇後、飛散した。
「なんですか?あれ『私怨でしょうか?そんなことは省きますが、真っ当でないんです』」
そりゃ形も変えるって、いや形ごと……ね。なんにしろ剥製がひとりでに動き出したわけだ。誰の迷惑にもならず。
肝要にも。トラブルがなければいいが、何卒。
「聞きました?『なんの?信用できません』」
――カターラの本堂
本尊までは確認できないが……。
「入ってはいけないことに変わりはない。『存じ上げてますが、そうだ、花でも摘みましょう、それがいい』」
?なんの、経緯をいわれる。
「いいですか、ある洞窟がありまして、そこに潜伏しておりましたのです」
ウリウが?逢引で咎められたと聞くが。
「近辺にありません」
……といわれる。誤解の素、知りたいのはウリウなり偏向があったことなのだから、気概かそれにより。
「行きますか?『ありゃ枢密院のことですよ、何分』」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます